スコットランド産のジンについて|クラフトジンを銀座で飲むなら世界のお酒を取り揃えるBARWHITEOAK

スコットランドのジンの歴史

ウイスキーの名産地として知られるスコットランドは、実はジンの歴史も非常に古く、1800年代には既にジン製造が盛んでした。スコットランド出身のロバート・スタインが連続式蒸溜機を発明したことからも、蒸溜酒の文化が深く根付いていたことがわかります。

近年、スコットランドではウイスキー蒸溜所が手がけるジンが注目を集めています。ウイスキー製造の技術を活かし、蒸溜やブレンド、熟成などの工程で優れたジンが生産されています。過去15年間で20以上の蒸溜所がジンの製造を開始し、スコットランドはジン・ルネサンスを牽引する存在となっています。

ウイスキー大国であるスコットランドには、高い蒸溜技術と優秀な人材が豊富に揃っており、新興のウイスキー蒸溜所がジンも生産するケースが増えています。伝統的なロンドン・ドライ・ジンはもちろん、樽熟成ジンや地元のハーブや花を使用した革新的なジンも生産されています。ヘザーを使用したジンや、ヘンドリックスやザ・ボタニストといった革新的な銘柄もスコットランドで誕生しています。

ヘンドリックス (Hendrick's Gin)
特徴:
ユニークなボタニカル: ヘンドリックスの最大の特徴は、伝統的なジンのボタニカルに加えて、バラの花びらとキュウリが使用されている点です。この組み合わせが、独特でフローラルなアロマと爽やかな風味を生み出します。
小規模生産: スモールバッチで生産されており、クーパー製の小型蒸溜器を使用しているため、品質が高く、手作り感のある仕上がりとなっています。
パッケージ: レトロな薬瓶を模したボトルデザインも、ヘンドリックスのアイデンティティの一部で、視覚的にもユニークです。
味わい:
香り: フローラルで爽やかな香り、バラとキュウリが際立つ。
味わい: ジュニパーのクラシックなジンの風味に加え、フローラルでハーバルなノートが広がる。
余韻: 柔らかく長い余韻、キュウリの爽やかさが持続する。

ザ・ボタニスト (The Botanist)
特徴:
広範なボタニカル: ザ・ボタニストには、22種類のアイラ島産の植物を含む31種類のボタニカルが使用されています。これにより、非常に複雑で深みのある風味が生まれます。
アイラ島産: ザ・ボタニストは、スコットランドのアイラ島にあるブルックラディ蒸溜所で生産されています。アイラ島はウイスキーの産地として有名で、その環境と資源がジンにも活かされています。
アルンベック: トラディショナルな単式蒸溜器（ロマンティックな名前の「アルンベック」）を使って蒸溜されるため、ボタニカルの風味がしっかりとジンに移ります。
味わい:
香り: フローラルでシトラスの香りが豊か、ハーブとスパイスのニュアンスも。
味わい: フレッシュで複雑な風味、シトラス、ハーブ、フラワーノートがバランスよく感じられる。
余韻: クリーミーでスムーズな余韻、フローラルとハーバルの余韻が長く続く。
どちらのジンも、スコットランドならではの自然の豊かさと職人技を活かした逸品です。