ウイスキーの種類が豊富なオーセンティックバー|アードベッグ スモーキバースを銀座で飲むならBARWHITEOAK

アードベッグ蒸溜所（Ardbeg Distillery）
設立年：1815年（正式記録上は1838年創業とも）
所在地：スコットランド アイラ島（Islay）、ポートエレンの東約3km
種類：シングルモルトウイスキー蒸溜所
所有者：LVMHグループ（フランスの高級ブランド企業）

歴史
アードベッグは1815年に創業された、アイラ島でも古参の蒸溜所の一つ。
1970年代後半、一度閉鎖の危機に瀕するも、1989年にカナディアングループに買収され復活。
1997年にLVMHグループに入り、ブランドとしての地位を確立。
ピート（泥炭）を強く効かせた「スモーキーかつ甘みのある味わい」が特徴で、世界的に熱狂的なファンを持つ。

特徴
ピートとスモーク
アイラ島特有のピートを使い、強烈で複雑なスモーキーさを持つウイスキーを生産。
フェノール値は通常45～55ppm程度と高く、アイラの中でも特にピーティー。

製造方法
伝統的なポットスチル蒸溜を採用。
原料麦芽は大麦を使用し、麦芽の乾燥時にピートを焚いてスモーク香を付与。
熟成は主にアメリカンオークのバーボン樽を使い、時折シェリー樽も用いる。

代表的な商品ラインナップ
アードベッグ 10年：定番。強烈なスモークとバニラの甘さ。
ウーガダール（Uigeadail）：シェリー樽熟成を加えた複雑さが魅力。
コリーヴレッカン（Corryvreckan）：深みのあるピートとスパイスが特徴。
アードベッグ アノ・ア（An Oa）：複数樽熟成でまろやかな味わい。
限定リリース：毎年「アードベッグ・デー」に合わせた限定ボトルが登場し、熱烈なファンを楽しませている。

アードベッグ・デー
毎年5月末から6月初旬にかけてアイラ島で開催されるウイスキー祭典「フェス・アイラ（Fèis Ìle）」の一環。
アードベッグ蒸溜所はこの期間中に「アードベッグ・デー」を実施し、限定ボトル販売やイベントを行う。
世界中のファンがこの時期に蒸溜所を訪れ、特別な体験を楽しむ。
アードベッグのファンクラブ「アードベッグ・コミッティー」
1999年に設立された、アードベッグ愛好家のための公式ファンクラブ。
世界中に18万人以上のメンバーが参加。日本でも約5万人の会員がいる。
限定商品の先行購入、ニュース配信、イベント参加などの特典がある。

アードベッグが毎年開催する「アードベッグ・デー」に合わせてリリースされる限定ウイスキーの2025年版。テーマは「高重力実験（High Gravity Experiment）」で、従来より多量の麦芽を使用した「ハイ・グラビティ・マッシュ」製法を取り入れた革新的なシングルモルトです。

製造特徴
ハイ・グラビティ・マッシュ製法
通常よりも麦芽の量を増やして仕込むことで、麦汁の密度（比重）を高め、結果としてエステルの生成が促され、より濃密でフルーティーな風味が強調されます。
熟成
バーボン樽をメインに使用し、ノンチルフィルターでボトリング。アルコール度数は48.3％と高めに設定されているため、味わいの厚みと深みを感じられます。

テイスティングノート
香り
トロピカルフルーツの甘やかさ、黒糖の濃厚な甘み、たき火のスモーキーなニュアンスが豊かに香ります。
味わい
フルーティーでありながら、ピート由来のスモーキーさとスパイス感がしっかりと感じられ、複雑で奥深い味わい。余韻には焚き火の炭や湿った泥のような大地の香りが長く続きます。