ウイスキーの種類が豊富なバー|クライヌリッシュ14年を銀座で飲むならBARWHITEOAK

クライヌリッシュ蒸留所

クライヌリッシュ蒸留所は1819年、初代サザーランド公爵がスコットランド・ハイランド地方のブローラ村に創業。地域産の大麦や石炭、ピートを用いてウイスキーを製造し、主にジョニーウォーカーのブレンド原酒として利用されています。その風味は「ワクシー」と評され、シングルモルトとしても高い評価を得ています。
クライヌリッシュは経営者が度々変わりながらも成長し、1967年には需要増加に応じて同敷地内に新蒸留所を建設しました。旧蒸留所は1969年に「ブローラ蒸留所」として再開し、1970年代半ばにはヘビリーピーテッド麦芽を用いた製造も行いましたが、1983年に閉鎖されました。
ブローラ蒸留所の原酒は稀少価値のある「レアモルト」シリーズなどで販売され、人気を博しました。2017年にディアジオが再建を発表し、2021年には38年ぶりに蒸留が再開されました。現在クライヌリッシュはジョニーウォーカーのキーモルトとして重要な役割を担っています。

クライヌリッシュ14年のテイスティングノート
香り
スコッチウイスキーの正統派といえるクラシカルな香り。フルーティで、特にリンゴやクリーミーなニュアンスが印象的です。麦の香りが豊かで、どちらかといえば重厚でクラウディな印象。ハチミツのような甘さがしっとりと広がり、バニラの香りも優しく感じられます。香りのボリュームが高く、14年という長い熟成期間がもたらす滑らかな一体感が楽しめます。
味わい
滑らかな舌触りで、香り同様にフルーティさがしっかりと広がります。優しい酸味やほんのりとした塩気がアクセントとなり、バランスのとれた味わいです。時間が経つにつれて甘みがより豊かに広がり、ドライなフィニッシュがさらなる魅力を引き出します。全体的に安心感を与えてくれるようなほっとする味わいで、さまざまなシーンで楽しめるでしょう。

クライヌリッシュのシングルモルトウイスキーは、沿岸の立地と職人技による高品質が特徴です。特に14年は、甘くフローラルな香りとライトなドライフィニッシュが際立ち、沿岸地方のシングルモルトの典型とされています。ビクトリア朝の著者ジョージ・セインツベリーも愛好しており、現在もその個性的な風味が高く評価されています。わずかなピーティさとミディアムボディのフレッシュな味わいがあり、アペリティフから遅い時間まで楽しめる万能なウイスキーです。