ウイスキーソサエティが豊富なバー|SMWS 26.218（クライヌリッシュ）を銀座で飲むならBARWHITEOAK

「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ（SMWS）」とは？
世界で一番最初に創設されたウイスキーの会員制クラブ。 会員にのみウイスキーを販売するボトラーズとなっており、 ソサエティのウイスキーは酒屋やネットショップなどでは購入できません。 基本的に、1樽（シングルカスク）をカスクストレングス（無加水）、ノンチルフィルター（無濾過）でボトリング。 ラベルには蒸留所名の記載はなく、「蒸留所コード（番号）」を読み解くことで知ることができます

クライヌリッシュ蒸溜所　Clynelish Distillery

クライヌリッシュ蒸留所はスコットランドのハイランドに位置し、スコッチ・ウイスキーの生産で知られています。そのウイスキーは「ワクシー」と表現されるリッチで深みのある味わいが特徴であり、ジョニーウォーカーのブレンド原酒としても使用されています。また、シングルモルトウイスキーとしても高い評価を得ています。

1819年に初代サザーランド公爵であるスタッフォード侯爵によってサザランドのブローラ村で創業されました。初代サザーランド公爵は地元の大麦を活用し、密造を対策するために蒸留所を建設しました。蒸留所の周辺地域は石炭とピートが豊富に産出され、ウイスキー製造に適していました。さらに、この時期にはスコットランドの海運が改善され、ハイランド地方からのウイスキー輸出が容易になりました。

経営者は創業後しばしば変わりました。初めの経営者はジェームズ・ハーパーでしたが、後に他の人々に譲渡されました。1896年にはジェームズ・エインスリーとジョン・リスクが蒸留所の再建を行い、その後はジョン・ウォーカー＆サンズやディスティラーズ・カンパニーの傘下に入りました。しかし、不況の影響で1931年から1939年まで生産が停止しました。

第二次世界大戦後の1960年代にはウイスキーブームが起こり、クライヌリッシュの需要も高まりました。1967年には新しい蒸留所が建設され、生産能力が向上しました。この新しい蒸留所は「クライヌリッシュA」と呼ばれ、旧蒸留所は「クライヌリッシュB」と改名され、後にブローラ蒸留所として再開されました。

ブローラ蒸留所では一時期、ヘビリーピーテッド麦芽を使用したウイスキーの生産が行われましたが、1983年に閉鎖されました。

経営者の変遷や歴史的背景を通じて、クライヌリッシュ蒸留所はスコットランドのウイスキー産業における重要な位置を占めています。

SMWS 26.218 ONE COOL CAT / ワンクールキャット
熟成年数：10 Years
蒸留年：2012
カスク：1st Fill Barrel / Bourbon
地域：ハイランド　Highland
ボトリング本数：224本
アルコール度：61.2%

香りは甘くフローラルで、バナナキャンディーやホワイトチェリーのような香りがあり、ハーブのような甘さも感じられます。味わいは軽くドライで、塩、粉砂糖、チェリー、クローブの味が豊富で、少し木材と塩漬けの甘草も感じられます。フィニッシュはミディアムで、ベーキングスパイスやリンゴの味が残ります。

SMWSのテイスティングコメント

このカルト蒸留所の製品であることがすぐにわかる。たくさんの新しいリネン、バスソルト、海岸で乾いている洗濯物、浜辺の小石、魅力的なハーブ入り歯磨きとレモンの皮のニュアンスがたくさんある。背景には、蜂蜜とキャラウェイの柔らかい音もある。水を加えると、ハンドクリーム、キンミズヒキの花、ソーダパン、大麦水、そしてわずかなろう付きのピンチが出てくる。ストレートの口当たりは甘く、ヘザーエール、カンファー、クラシカルで豊かなろう感があり、キャンディードフェンネルシードと甘いオークミルクの素晴らしい風味もある。水を加えると、キャンディードレモンの皮、ドライパパイア、パイナップルジェリービーンズ、甘い咳止め薬が出てくる。濃厚で甘く、満足感のある味わいだ。