ウイスキーの種類が豊富なバー|グレンモーレンジィ12年を銀座で飲むならBARWHITEOAK

グレンモーレンジィ蒸留所はスコットランド・ハイランドで1843年に創業。オーナーは世界的なウイスキーメーカーMHD（モエ・ヘネシー・ディアジオ）。

創業当時は古い民家を改築してつくられた小さな蒸留所でしたが、現在ではシングルモルトスコッチウイスキーとしてベスト５に名を連ねており、生産設備の整った蒸留所となっています。世界中で人気が高く、飲みやすいスコッチとして支持されています。

グレンモーレンジィは元々、ブレンデッドウイスキー「ハイランドクイーン」の原酒供給が主な役割でしたが、90年代頃からシングルモルトにも力を注ぐようになります。とくに人気となったのが、熟成樽にこだわった「ウッドフィニッシュ」シリーズ。

個性豊かなシングルモルトを次々と限定リリースすることで、ファンに飽きられないような戦略と、革新的な商品開発を行っています。

スコッチで初めてバーボン樽を使用して熟成を行いました。現在でもグレンモーレンジィ10年などは、ファーストフィルとセカンドフィルのバーボン樽しか使用していませんが、他の銘柄では「樽のパイオニア」として様々な樽が使用されています。

年間生産量は650万ℓ。ポットスチルは背丈の高い独特な形状のもの。仕込み水はスコッチでは珍しい硬水で、ターロギーとケルピーの泉からの湧き水を使用しています。

2021年には第二蒸留棟が完成し、実験的な仕込みも行える施設としても稼働を開始しています。

グレンモーレンジィ12年（Glenmorangie 12 Years Old）は、スコットランドのハイランド地方にあるグレンモーレンジィ蒸溜所が手がけるシングルモルトウイスキーです。その特徴的な味わいや製造工程により、ウイスキー愛好家から広く支持されています。
製造工程と特徴
原料と製法
グレンモーレンジィは、丁寧に選ばれたスコットランド産の大麦を使用し、同蒸溜所の象徴的な「スワンネック型」の蒸留器で蒸留されます。この蒸留器は業界でも最も背の高いものの一つで、蒸留過程でより軽やかで繊細なフレーバーを引き出すことができます。
熟成方法
グレンモーレンジィ12年は、特に熟成にこだわりがあり、まずバーボン樽で一定期間熟成された後、ポートワインの樽やシェリー樽など、様々なタイプの樽で追加熟成されることがあります。これにより、複雑で多層的な味わいが生まれます。
テイスティングノート
香り
フローラルなアロマにバニラ、アプリコット、ハチミツが広がります。ほんのりシトラスのニュアンスも感じられ、フレッシュな印象を与えます。
味わい
柑橘系の爽やかさが広がる一方で、バニラやナッツ、スパイスの深みが加わります。熟成によるオーク樽の影響が絶妙に調和し、甘みとウッディなニュアンスがバランス良く味わえます。
フィニッシュ
滑らかで長い余韻が特徴。トフィーやビスケットのような甘さに加え、ほのかなスモーク感が最後に感じられます。
おすすめの飲み方
ストレートやトワイスアップ（少量の水を加える方法）で香りと味わいをじっくり楽しむのがおすすめです。また、軽やかなフレーバーが際立つため、ドライフルーツやアーモンド、ミルクチョコレートとのペアリングも相性抜群です。
総評
グレンモーレンジィ12年は、その優れたバランスとフレッシュさが特徴で、ウイスキー初心者から経験豊富な愛好家まで幅広い層におすすめできるシングルモルトウイスキーです。特に、繊細な味わいや香りを追求したい方にとって、一度は試す価値のある銘柄と言えるでしょう。

スコットランド・ハイランド地方の老舗「グレンモーレンジィ蒸溜所」が手がけるフラッグシップウイスキー「グレンモーレンジィ オリジナル」が、これまでの10年熟成から12年熟成に進化。「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」として発売され、味わいがさらに豊かに。
「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」は、バーボン樽で12年間熟成され、オレンジピールや蜂蜜、バニラ、桃のフレーバーが調和したシルキーで複雑な味わいが特徴です。ラムズデン博士による丁寧な研究の結果、10年物に比べ、よりクリーミーで深みのある仕上がりに。価格はわずかに上昇しましたが、その品質向上は多くのウイスキー愛好家に支持されています。