ウイスキーソサエティが豊富なバー|SMWS 53.424（カリラ）を銀座で飲むならBARWHITEOAK

「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ（SMWS）」とは？
世界で一番最初に創設されたウイスキーの会員制クラブ。 会員にのみウイスキーを販売するボトラーズとなっており、 ソサエティのウイスキーは酒屋やネットショップなどでは購入できません。 基本的に、1樽（シングルカスク）をカスクストレングス（無加水）、ノンチルフィルター（無濾過）でボトリング。 ラベルには蒸留所名の記載はなく、「蒸留所コード（番号）」を読み解くことで知ることができます。

カリラ蒸留所とは？

カリラ蒸留所はスコットランドのアイラ島、ポート・アスケイグに位置し、スコッチ・ウイスキーの蒸留所として知られています。アイラ島の蒸留所としては最大の生産能力を持ち、その多くの原酒がジョニー・ウォーカーなどのブレンデッドウイスキーに用いられています。

「カリラ」(Caol Ila)という名前は、ゲール語で「アイラ海峡」を意味し、アイラ島とジュラ島を隔てる海峡の名前に由来します。1846年にヘクター・ヘンダーソンによって設立され、その後いくつかの所有者の変遷を経て、現在はディアジオ社の傘下にあります。

カリラ蒸留所は歴史的に操業停止や建て替え工事などを経験しており、1974年には現在の6基の蒸留器が増設されました。近年では2011年に生産停止が行われ、マッシュタンの更新やウォッシュバックの増設が行われました。

カリラ蒸留所では、ポートエレン蒸留所で製造されたフェノール値34〜38ppmの麦芽を使用しています。仕込み水はナムバン湖から引かれ、ピーティでミネラル分を多く含む水源です。ポットスチルはすべてストレートヘッド型で、初蒸器と再留器がそれぞれ3基ずつ、合計6基あります。製造した原酒はスコットランド本土で熟成され、長い間、95%以上がブレンデッドウイスキーに使用されてきましたが、近年はシングルモルトの需要が増え、現在は15%がシングルモルトとしてリリースされています。

SMWS 53.424

熟成年数: 10年
蒸留年: 2012年
カスク: Refill Hogshead / Bourbon
地域: Islay
ボトリング本数: 265本
アルコール度数: 60.7%

タイトル：A BLOODY HELL MARY / ブラッディ・ヘル・メアリー

この非常にピーティーなカリラは、ファンキーなノートの魅力的なうま味とシーフードが特徴で、鮮やかな緑色のフルーツと未熟なトマトが際立っています。

香りには、豊かなフルーティーな柑橘類、洋梨、ピート、そしてマリンノートが感じられます。味わいは青梅、グリーントマト、ピートが広がり、仕上げには長い余韻と灰、スモーク、シーフード、そして幻想的で少しファンキーな風味のノートが楽しめます。