ウイスキーソサエティが豊富なバー|「SMWS蒸留所コード135.46」を銀座で飲むならBARWHITEOAK

「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ（SMWS）」とは？
世界で一番最初に創設されたウイスキーの会員制クラブ。 会員にのみウイスキーを販売するボトラーズとなっており、 ソサエティのウイスキーは酒屋やネットショップなどでは購入できません。 基本的に、1樽（シングルカスク）をカスクストレングス（無加水）、ノンチルフィルター（無濾過）でボトリング。 ラベルには蒸留所名の記載はなく、「蒸留所コード（番号）」を読み解くことで知ることができます

「インチモーン」とは？

インチモーンはハイランドにある「ロッホローモンド蒸留所」でつくられているシングルモルトスコッチウイスキーです。ロッホローモンドではタイプの異なるシングルモルトをリリースしており、インチモーンはヘビリーピーテッド麦芽で仕込まれた、非常にスモーキーでクセの強い個性を持っています。

ロッホローモンド蒸留所は、その名の通り「ローモンド湖」のことを指しています。ローモンド湖はスコットランドを代表する、イギリス国内でも最大の湖。ロッホローモンド蒸留はこのローモンド湖の南端に位置しています。インチモーンをはじめ、蒸留所ではフェノール値（スモーキーレベルを表す麦芽の数値）の異なる麦芽を使用し、いくつかのブランドを作り分けています。

蒸留所コード「135.46 インチモーン」は、セカンドフィルのバーボンバレルで8年熟成させています。総本数は214本。タイトルは「IN CASE OF APOCALYPSE: BREAK SEAL / 黙示録の場合：封印解除」

香りは複雑。バニラ、レモン、ワックス、正露丸、ゴムフーセン、灯油、マドレーヌ、桃の缶詰。さまざまなものが混ざり合い、すぐに重厚で大胆な雰囲気。床洗浄剤、病院の廊下、エンジンオイル、アニス酒。

口に含むと甘くてまろやか。すぐにスモーキーでサルファリー。刺激が強くてパワフル。中盤以降はドライ。薬品、スモーキーな個性のメスカル、焦げた長靴。

アイラ島のスモーキ―なウイスキーとは違い、荒っぽいイメージ、。初心者には飲みにくいウイスキーですが、クセが強くて印象的。ピーティーさ以外にも工業製品系のクセを強く感じます。このようなフレーバーは「ポジティブ」とも「ネガティブ」とも捉えられてしまいますが、これこそシングルモルトウイスキーの醍醐味ではないでしょうか。

「ロッホローモンド」と名乗らないのもわかります。明らかに違い過ぎる（笑）

ロックか、ストレートで加水しながらお楽しみください。