ウイスキーの種類が豊富なバー|カリラ2012 8年 グランヴァン・エクスプレッションを銀座で飲むならBARWHITEOAK

カリラ蒸留所とは？

カリラ蒸留所はスコットランドのアイラ島に位置し、その年間ウイスキー生産量は驚異の650万リットルに達し、アイラ島内では最大規模の蒸留所として輝いています。蒸留所内には初留と再留のポットスチルがそれぞれ3基ずつ備わっています。興味深いことに、カリラは熟成セラーを所有しておらず、蒸留されたばかりのウイスキーは未熟な状態のまま、タンクローリーでスコットランド本土の熟成庫に運ばれ、そこで樽に詰められて熟成されるのです。アイラ島で生まれ、本土で成長したウイスキーというのがカリラの特徴です。この独特のプロセスにより、アイラモルトの個性がしっかりと形成されます。

カリラは、仕込みに使用する大麦麦芽においてもアイラ島のスモーキーウイスキーと同じく、ヘビリーピーテッド麦芽を採用しています。そのため、スモーキーな香りが際立つモルトが生み出されますが、他のアイラ蒸留所に比べてクセが少なく、軽やかな印象も特徴です。この酒質に調和するように、熟成に使用される樽は主にリフィルのバーボン樽が使用されています。

カリラのフラッグシップボトルである「カリラ12年」は、スモーキーフレーバーの中にフルーティーさと樽香が見事に絶妙に調和し、バランスの取れた印象を与えます。このウイスキーは、ハイボールやロック、そして純粋なストレートで楽しむことができる、多彩な飲み方が可能です。

その他、バーホワイトオークでは銀座のバーではあまり見かけないような、ボトラーズのカリラやアイラモルトをご用意しております。クセの強いシングルモルトが好きな方はぜひ足をお運びください。

カリラ2012 8 ザ・キング・オブ・ボルドーワインカスク グランヴァン・エクスプレッション　（CAOLILA 2012 8YO　GRAND VIN EXPRESSIONS)　59.2%

蒸留年は2012年で、ボトリングは2021年。
短期熟成のカリラとしては珍しい「ワインカスクフィニッシュ」を施したボトルです。
ワイン樽での後熟は、多くの蒸留所（オフィシャルボトル）やボトラーズ商品で行われていますが、
リフィルのバーボン樽の熟成を基本とする「カリラ」の場合はあまり見かけません。
また、このウイスキーはシングルカスクではなく、
２樽をヴァッテッドしてカスクストレングスでボトリングしています。

香りは魚介の燻製、ヨード、消毒用アルコール、焦げた魚、ダークチョコレート、長靴、ドライパイナップル、レーズン。
アロマのバリエーションは豊かで複雑です。

口に含むと甘くてパワフル。すぐにピーティーでスモーキ―。
口の中が焦げていきます。
中盤以降にドライ。正露丸、アロマティックビターズ。
フィニッシュにかけてはワイン樽らしいフルーティーさも感じますが、燻製香が優先です。

熟成が８年と若いため、しっかりとクセがあります。
ワイン樽からのニュアンスもでていますが、カリラの個性は失っていません。
ストレート、ロックがおすすめ。