ワインの種類が豊富なバー|2021 オークヴィル ランチ ナパヴァレー シャルドネを銀座で飲むならBARWHITEOAK

​「Oakville Ranch（オークヴィル・ランチ）」は、アメリカ・カリフォルニア州ナパ・バレーのオークヴィル地区に位置する、標高約300メートル（1,000フィート）の山岳地帯に広がる370エーカー（約150ヘクタール）のワイナリーです。​1989年にメアリー・マイナー氏と故ボブ・マイナー氏によって設立され、現在はその自然豊かな環境と持続可能な農法で高品質なワインを生産しています。​

特徴と取り組み
地理と気候: オークヴィル・ランチは、ナパ・バレーの東端、ヴァカ山脈の麓に位置し、地中海性気候の影響を受けています。​この地域は、涼しい海風と内陸の暖かい空気が交差する場所で、ブドウ栽培に最適な環境です。 ​

持続可能な農業: ワイナリーは、土地の約5分の1（68エーカー）にブドウを栽培し、残りは自然のままの状態を保っています。​有機農法を採用し、土壌侵食の防止や水資源の保全、生物多様性の促進に努めています。 ​

環境との調和: 敷地内には、果樹園や野菜畑、1937年製の温室があり、自然との共生を大切にした美しい景観が広がっています。 ​

ワインの特徴
オークヴィル・ランチでは、主に以下のワインを生産しています：​
シャルドネ（Chardonnay）: 繊細な花や柑橘の香りに、サンダルウッドや熟したリンゴ、パイナップルの風味が感じられます。​
フィールド・ブレンド（Field Blend）: ブラックベリージャムやブラックペッパー、ダークチョコレートの複雑な香りが特徴です。​
ロバートズ・カベルネ・フラン（Robert's Cabernet Franc）: ラズベリーやブルーベリー、ハーブの香りが広がる、豊かで層のある味わいです。​
カベルネ・ソーヴィニヨン（Cabernet Sauvignon）: ブラックチェリーやレッドカラント、スパイスの風味が感じられる、力強くも優雅なワインです。​
オークヴィル・ランチ（Oakville Ranch）: ブルーベリーやセージ、カシス、チェリーなどの深い味わいが特徴の、ワイナリーの代表的なボルドースタイルのブレンドワインです。​
これらのワインは、年間生産量が限られており、特に希少価値の高いものとなっています。

外観はフレッシュで生き生きとしており、香りには繊細なフローラルやシトラスブロッサム（柑橘の花）のニュアンスが広がります。そこにサンダルウッド（白檀）、完熟リンゴ、ジューシーなパイナップルの香りが重なり、複雑で魅力的な印象を与えます。
味わいも香りと呼応し、ライチや洋ナシのニュアンスに加え、この畑では珍しいトロピカルな果実の層が感じられます。一次発酵中に活発に行われたマロラクティック発酵により、口当たりは豊かで贅沢な質感となっています。

■ ナパ・ヴァレーのシャルドネの特徴
1. リッチでまろやかな味わい
ナパ・ヴァレーのシャルドネは、熟した果実味とコクのある口当たりが魅力です。特にパイナップル、マンゴー、黄桃、バター、トーストのような風味を感じることが多く、豊かなボディを持ちます。
2. オークの影響を受けたスタイル
多くの生産者がフレンチオーク樽で発酵・熟成させており、バニラやキャラメル、ナッツ、トーストといったニュアンスが加わります。
→ 樽の使い方によって、「クリーミー」または「バターのような」テクスチャーになります。
3. マロラクティック発酵による滑らかさ
シャープな酸味を和らげるため、**マロラクティック発酵（乳酸発酵）**を行うことが多く、シルキーで円やかな飲み口が特徴的です。
→ その結果、「バタリー」なシャルドネが生まれます。
4. 冷涼地区ではよりエレガントに
ナパ内でも**カーネロス（Carneros）やマウント・ヴィーダー（Mount Veeder）**などの冷涼地域では、柑橘系や青リンゴのような爽やかで酸がしっかりしたシャルドネが造られています。
→ よりブルゴーニュ的なスタイルに近づくことも。