ジャパニーズウイスキーが豊富なバー|安積蒸溜所 阿尺 エイシャント ミズナラカスク5年を銀座で飲むならBARWHITEOAK

安積（あさか）蒸留所は福島県郡山市にある「笹の川酒造」の所有しているウイスキー蒸留所です。終戦直後の1946年にウイスキーの製造免許を取得し、代表的な銘柄「チェリーウイスキー」は1980年代に一世を風靡しました。

当時は「北のチェリー」と称された笹の川酒造でしたが、その後80年代以降はウイスキー需要の低下に伴い、1989年にはウイスキーの製造を停止。そしてウイスキーの需要増加を受け再び生産開始に乗り出すことになります。

安積蒸留所の創業は2016年で、敷地内にあった古い蔵を改装する形でウイスキーの製造を再開させます。日本酒の造り酒屋らしく、試験的に清酒酵母などでも仕込みを行っており、他の蒸留所とは違ったユニークなウイスキー製造にも力を注いでいます。

安積蒸留所のシングルモルトは不定期にリリースされており、現在は定番ボトルとなるウイスキーはありません。シングルカスク安積 橙エディションは希少な安積蒸留所で造られた原酒１００％のシングルモルト・ジャパニーズウイスキーとなります。

銀座のバーホワイトオークで希少なウイスキーをゆっくりとお愉しみください。

安積蒸溜所×福島屋商店 阿尺 エイシャント ミズナラカスク５年

容量：700ml
度数：50%
熟成年数：5年
樽タイプ：ミズナラ新樽（シングルカスク）
地域：福島県 安積蒸溜所

このウイスキーは、笹の川酒造のウイスキー製造開始70周年を記念して、安積蒸溜所と地元の福島屋商店がコラボした特別な樽オーナー企画の一瓶です。
使用したのは ミズナラの新樽 で、5年間じっくり熟成。シングルカスクならではの個性豊かな味わいが楽しめます。

「阿尺（あさか）」は、安積の古代名称に由来します。
紀元135年頃、比止禰命（ひとねのみこと）が 阿尺国造（あさかのくにのみやつこ） に任じられ、阿尺国を開いたことが始まりとされます。その後、奈良時代には現在の「安積」の字が当てられるようになりました。

ミズナラ樽由来の上品な香りとほのかなスパイシーさ
若い熟成ながら、ミズナラ特有のオリエンタルなニュアンスが感じられる
シングルカスクならではの個性と、地元コラボならではの特別感

ミズナラ（Mizunara）とは
基本情報
学名：Quercus mongolica var. grosserata
和名：ミズナラ
分類：ブナ科ナラ属の広葉樹
原産地：日本（北海道～本州）、韓国、北東アジア
ミズナラは日本固有のナラ樹の一種で、ウイスキーの熟成樽として使用されることで世界的に注目を集めています。
ミズナラ樽の特徴
1. 香味への影響
ミズナラ樽で熟成させると、ウイスキーに独特の香味が加わります。代表的な特徴は以下の通りです：
香り：バニラ、オリエンタルスパイス、白檀（びゃくだん）、樽香に加えて微かなフローラルや柑橘香
味わい：柔らかく滑らかな口当たり、甘み（ハチミツやキャラメル）、ほのかなスパイシーさ
余韻：長く繊細で、奥行きのある後味
2. 樽構造の特徴
日本の気候で育つため、木目が緻密で水分量が多い
成長が遅く、内部に油分や樹脂が豊富で、長期熟成でも香味がまろやか
年輪が細かく、樽材が硬いので、ウイスキーの抽出スピードは欧州産オークよりゆっくり
ミズナラ樽のメリット
独自性の高い風味
欧州オークやアメリカンオークでは得られない、和の香味（白檀、抹茶のような香りなど）を付与できる。
長期熟成に耐える構造
樽が硬く、漏れにくいので長期熟成向き。
高級感の演出
ミズナラ樽熟成ウイスキーは希少性が高く、ラグジュアリー市場で人気。
世界での活用
日本のジャパニーズウイスキーで広く使用されるほか、スコットランドの一部蒸留所でも ミズナラ樽フィニッシュ が行われています。
国内外のウイスキーファンに「和の個性を感じられる樽」として注目されている。