スコッチウイスキーの種類が豊富なバー|オクトモア15.2を銀座で飲むならBARWHITEOAK

オクトモアはスコットランド・アイラ島のブルイックラディ蒸留所で造られているシングルモルトウイスキー。ブルイックラディではノンピート麦芽で仕込んだウイスキー「ブルイックラディ」や、ピーテッドタイプの「ポートシャーロット」、そしてスーパーヘビリーピーテッドの「オクトモア」を生産しています。

オクトモアが「ヘビリーピーテッド」ではなく、「スーパーヘビリーピーテッド」と言われている理由は、スモーキーフレーバーを数値化した「フェノール値」が、世界一高いウイスキーであることから。オクトモアは毎回（バッジによって熟成樽、年数、フェノール値が変化）フェノール値が異なっていますが、かつては世界一フェノール値が高い、すなわち世界一スモーキーなウイスキーとしてギネスブックにも認定されたこともあります。

バーホワイトオークでは、銀座のウイスキーバーの中でもアイラモルトを豊富にご用意しております。スモーキーモルトが飲みたくなったらぜひお立ち寄りください！

オクトモア 15.2 ヨーロピアン・カスク

オクトモア 15.2は、ユニークな樽熟成により、オクトモア 15.1との鮮やかな対比を際立たせたシングルモルトウイスキーです。フェノール値108.2ppmという強いピート香を持ちながらも、3種の異なる樽での熟成が複雑さと優雅さを引き出し、独特のフローラルさが特徴です。セカンドフィルワイン樽、セカンドフィルバーボン樽、そしてファーストフィルのコニャック樽で仕上げられたこのウイスキーは、深みのある風味が幾重にも重なり、洗練された味わいを生み出しています。

収穫年：2017年（コンチェルト種大麦）
蒸留年：2018年
アルコール度数：57.9%
フェノール値：108.2 PPM
容量：700ml
熟成期間：5年（全てアイラ島内）
熟成樽：セカンドフィルワイン樽、セカンドフィルバーボン樽、ファーストフィルコニャック樽
ノン・チルフィルター、着色料無添加

ファーストフィルコニャック樽とは、コニャックの熟成に一度だけ使用された後、他のスピリッツ（ウイスキーなど）の熟成に再利用される樽を指します。「ファーストフィル」という言葉は、コニャックの熟成に使用された樽が、次にウイスキーなどの熟成に使われる初回の段階であることを意味します。
コニャックはフランス産のブドウから作られたブランデーで、オーク樽での熟成中に樽から独特のフルーティーさや甘いスパイスの風味を引き出します。ファーストフィルコニャック樽をウイスキーの熟成に使うと、樽に染み込んだコニャックの風味がウイスキーに移り、特有のフルーティーでリッチな味わいが加わります。コニャック樽から得られる影響としては、ドライフルーツ、スパイス、ナッツ、キャラメル、そしてオークの繊細なニュアンスが挙げられます。
コニャック樽は、特に特別なフィニッシュやユニークな味わいを求める際に使用されることが多く、ウイスキーに複雑で洗練された風味の層を与えるために使われます。

テイスティングノート
色: ヘブリディーズの砂を思わせる淡いゴールド。
香り: 甘く鮮やかな柑橘系の香りがまず広がり、ライムの皮やレモンメレンゲパイのニュアンスが感じられます。続いてトーストしたオークとアーシーなスモークが絶妙に調和し、トロピカルフルーツがフレッシュさを引き立てます。さらにウッディなスパイス、スモークハニー、トーストしたパン、焙煎したコーヒーの複雑なアロマが広がります。
味わい: 滑らかでクリーミーなスピリットが、バニラカスタードやキャラメル、トフィーの甘さで口内を包み込み、ブラックペッパーのスパイシーさがピリッと効きます。焼きオークやシナモン、ナツメグのスパイスが深みを加え、洋ナシキャンディーやドライアプリコットがフルーティーなアクセントとなり、オクトモア特有のピートスモークをさらに引き立てます。
フィニッシュ: 塩水を感じさせる余韻が残り、海のニュアンスを含むピートスモークが長く続く、心地よいフィニッシュです。
オクトモア 15.2は、ヨーロピアンカスクの影響が色濃く出ており、ピートスモークと複雑なフレーバーが見事にバランスしています。