ウイスキーの種類が豊富なバー|オクトモア 16.2【フェノール値101.4ppm】を銀座で飲むならBARWHITEOAK

オクトモアは、スコットランド・アイラ島のブルイックラディ蒸留所で造られるシングルモルトウイスキーです。同蒸留所では、ノンピート麦芽の「ブルイックラディ」、ピーテッドタイプの「ポートシャーロット」、そして世界的に名高いスーパーヘビリーピーテッドの「オクトモア」を手掛けています。
オクトモアが「スーパーヘビリーピーテッド」と呼ばれる理由は、スモーキーフレーバーを数値化した「フェノール値」が群を抜いて高いためです。過去には世界一フェノール値の高いウイスキーとしてギネスブックに登録されたこともあり、その存在は「世界一スモーキー」と評されるにふさわしいものとなっています。

「オクトモア 16シリーズ」の特徴
1. シリーズのコンセプト
「The Impossible Equation（解き明かせない方程式）」を掲げ、常識を覆す挑戦的なシリーズ。若さ・強烈さ・重厚さを兼ね備えつつ、驚くほどエレガントな仕上がりを見せます。
2. ピートの個性
フェノール値は100ppm超と、通常のアイラモルトの2〜4倍。にもかかわらず、薬品臭さではなく焚き火のようにドライで上品なスモーキーさが特徴。
3. テロワールへのこだわり
スコットランド産大麦を100%使用。特に「16.3」は蒸留所の自社畑で育てた大麦のみを用いるシングルエステート仕様で、土地の個性をダイレクトに体現しています。
4. 各エディションの違い
16.1：シリーズの基軸。ファーストフィル・バーボン樽熟成、フェノール値101.4ppm。強烈ながらエレガントな味わい。
16.2：樽熟成の探求。オロロソシェリー樽やボルドーワイン樽を組み合わせ、甘やかで複雑なスモークを表現。
16.3：シングルエステート仕様。オクトモア農場産大麦を使用、フェノール値189.5ppmとシリーズ最高。土っぽさと穀物感が際立ち、テロワールを体現。
5. 生産と仕上げ
全工程をアイラ島で完結。ノンチルフィルター・無着色で、度数は58〜61%台のカスクストレングス仕様。加水には蒸留所の湧水を使用。
銀座の「BAR WHITE OAK」では、アイラモルトを中心にスモーキーなウイスキーを幅広く取り揃えております。オクトモアをはじめ、アイラの個性豊かな味わいをぜひ体験しにいらしてください。

オクトモア 16.2
原料麦：スコットランド本土産コンチェルト種大麦
ピート値：101.4ppm
熟成年数：5年
熟成樽：オロロソ・シェリー樽とボルドーワイン樽での熟成後、マデイラ樽やモスカテル樽でフィニッシュ
アルコール度数：58.1%
仕様：ノンチルフィルター、無着色

テイスティングノート
香り：乾いた焚火のようなスモークに、ドライフルーツ、キャラメリゼした砂糖、ローストナッツ、赤ワイン由来のベリーやスパイスの香りが重なる。
味わい：力強いピートを軸に、レーズンや干し柿のような甘み、チョコレートやキャラメル、熟した果実味が層を成す。シェリーやマデイラ由来のリッチさが際立つ。
余韻：長く続くスモーキーさに加え、ワイン樽由来のタンニンや果実の甘さが残り、重厚で複雑な余韻。
シリーズにおける位置づけ
オクトモア 16.2 は、16.1 がバーボン樽熟成による「基準」としての表現なのに対し、複数のワイン樽を駆使して豊かな甘みと果実味を引き出したバリエーションモデル。ピートの迫力を残しつつ、シェリーやワイン樽の要素が加わり、より複雑で官能的な味わいを楽しめる一本です。

■ オロロソ・シェリー樽
スペイン・ヘレス地方のシェリー酒「オロロソ」を熟成させていた樽。
特徴：ナッツやキャラメル、レーズン、スパイスのような深みをウイスキーに与える。ドライで力強いニュアンス。
■ ボルドーワイン樽
フランス・ボルドー産の赤ワインを熟成していた樽。
特徴：赤い果実（カシス、チェリー）、タンニン由来の渋みやスパイス感をウイスキーに加える。色合いも濃くなる傾向。
■ マデイラ樽
ポルトガル・マデイラ島の酒精強化ワイン「マデイラ」を熟成させていた樽。
特徴：甘酸っぱいドライフルーツ、カラメル、ナッツの風味。甘みと酸味のバランスがよい。
■ モスカテル・シェリー樽
スペインで造られる「モスカテル種ブドウ」を使った甘口シェリーの樽。
特徴：濃厚な甘さ、ハチミツやオレンジピール、花の香り。フルーティで芳醇な個性が出やすい。