ジャパニーズウイスキーが豊富なバー|シングルモルト桜尾シェリーカスクを銀座で飲むならBARWHITEOAK

桜尾蒸留所は広島県廿日市市にあり、クラフトジンとウイスキーを製造しています。2021年に「サクラオブルワリーアンドディスティラリー（サクラオB&D）」へと改名。初のシングルモルト「桜尾」と「戸河内」をリリースしました。

創業当初はドイツ製のハイブリッドスチル１基で、ウイスキーとジンの両方を製造していましたが、現在は２基のポットスチルでウイスキー初留・再留を行っています。また、2019年からはグレーンウイスキーの製造も開始。モルトとグレーンの両方を製造することで、2023年にはシングルブレンデッド・ジャパニーズウイスキーのリリースする予定。仕込みの麦芽はフェノール値50ppmのヘビリーピーテッドタイプと、ノンピートタイプ。

2022年には初の定番ラインナップ「シングルモルト桜尾」と「シングルモルト戸河内」をリリース。数量限定の「シングルモルト桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION」も展開するなど、桜尾蒸留所のウイスキーに注目が集まっています。

ウイスキーの世界では珍しい「飲食店専用ボトル」となっている桜尾シェリーカスクは、良質なシェリー樽の原酒を厳選してバッテイング・ボトリングされた特別なジャパニーズシングルモルトウイスキーです。

最大の特徴は熟成樽。ウイスキーの熟成用には通常「オロロソシェリーカスク」を使用します。近年では、オロロソシェリーの樽がウイスキーの需要増加に伴い枯渇状態となっているため、「フィノ」「アモンティリャード」「マンサニージャ」「ペドロヒメネス」「モスカテル」などの、他のシェリーカスクで熟成することも増えてきました。

桜尾シェリーカスクはシェリーカスクの中でも「クリームシェリーカスク」を使用。公式では「２種類のクリームシェリー」となっています。クリームシェリーカスクがウイスキーの熟成に使用されることは極めて珍しく、ジャパニーズウイスキーはもちろん、スコッチウイスキーでも聞いたことがありません。

「クリームシェリー」とは辛口のシェリー（オロロソシェリー）に、甘口シェリー酒や濃縮精留果汁をブレンドして糖度を変えたシェリーのこと。

辛口の状態では甘さはほとんど感じませんが、甘口シェリーを加えることで甘さと辛さのバランスとることができ、「甘すぎない甘口シェリー」を造ることができます。ちなみにフィノシェリーをベースにした場合は「ペール・クリーム」、アモンティリャードなら「ミディアム」。そしてオロロソシェリーがベースになると「クリーム」といったように名称が変わります。

熟成樽として利用することで、一般的な「オロロソシェリーカスク」由来の風味と、極甘口となる「ペドロ・ヒメネスシェリーカスク」由来の風味が、バランスよく反映された個性なウイスキーに仕上がります。

銀座のバー、ホワイトオークでは「桜尾シェリーカスク」のほかに、「シングルモルト桜尾」のファーストリリースや、桜尾蒸留所で製造されたもう一つのシングルモルトウイスキー「戸河内」のファーストリリースもご用意。同じ蒸留所で造られていながら、異なる味わいのウイスキーですので、ぜひ２つを飲み比べながらお楽しみください。