ウイスキーが豊富なオーセンティックバー|ブナハーブン 19年 ブラックアダー 1991を銀座で飲むならBARWHITEOAK

ブナハーブン 19年 ブラックアダー 1991
アルコール度数： 54.3%
容量： 700ml
生産地： スコットランド・アイラ
蒸留所： ブナハーブン
樽の種類： リフィル・シェリー・バット
蒸留： 1991年12月2日
熟成期間： 19年
ボトリング： 2011年8月
総ボトル数： 624本（国内輸入30本）
テイスティング・ノート
香り
スモーキーさと古い木材のニュアンスが広がり、ビターなチョコレートや麦芽の香りが感じられる。シェリーやマジパンの甘く香ばしい印象もあり、湿った地下室を思わせる土っぽいピートが奥に潜む。
味わい
スモーキーさに加え、ほんのりとしたピートとリコリスの甘みが広がる。豊かな麦芽の風味があり、シェリー樽由来の濃厚なオレンジ・チョコレートの風味が際立つ。クリーミーな口当たりが心地よい。
余韻
シェリーの甘さが感じられるが、ドライでスモーキーな要素が後を引く。ノーズで感じた印象とは異なり、最後にはチョコレートの風味に加え、ピーティーで胡椒のようなスパイシーさが現れ、バランスの取れた仕上がり。
コメント
グラスに注いだ瞬間、部屋中に香りが広がるほどの芳醇さ。甘い香りとは裏腹に、味わいにはスパイシーさもあり、シェリー樽由来の深みのあるフレーバーを楽しめる。ブラックペッパーの刺激が味を引き締め、食後にチョコレートと合わせるのもおすすめ。
ブラックアダー「ロウカスク・シリーズ」3つの特徴
カスクストレングス（CASK STRENGTH）
樽出しのまま、加水せずにボトリング。
ナチュラルカラー（NO ADDED COLOUR）
カラメルによる着色を一切せず、自然な色合いを保持。
ノンチルフィルター（NO CHILL FILTRATION）
冷却濾過を行わず、ウイスキー本来の風味をそのまま残している。

「ブナハーブン 19年 ブラックアダー 1991」は、シェリー樽由来の濃厚な甘みとチョコレートのニュアンスがありながら、スモーキーさやスパイシーさもしっかり感じられる奥深い一杯。ナチュラルな製法にこだわったロウカスク・シリーズならではのピュアな味わいを存分に楽しめる。

ブナハーブン蒸溜所（Bunnahabhain Distillery）は、スコットランドのアイラ島に位置する蒸溜所で、アイラの中でも比較的異なる特徴を持つウイスキーを生産しています。アイラ島はピートを多く使用したスモーキーで力強いウイスキーが有名ですが、ブナハーブンはその中でも例外的に、ピートの使用を控えめにしており、比較的穏やかでフルーティーな風味が特徴です。
歴史
ブナハーブン蒸溜所は1881年に設立されました。創業当初から、アイラ島の海岸に近い位置にあるため、輸送と貯蔵に有利な立地を活かし、ウイスキーの生産が行われていました。ブナハーブンという名前は、ゲール語で「河口の入り江」を意味しており、蒸溜所が位置する地域に由来しています。
特徴的なウイスキー
ブナハーブンのウイスキーは、スモーキーさが控えめで、代わりに熟成の影響を強く受けたまろやかで芳醇な味わいが特徴です。ピートを使わない「ノンピート」な製法が一般的で、香りや風味の多様性が広がります。ブナハーブンでは、シェリー樽やバーボン樽など、さまざまな種類の樽で熟成されたウイスキーを製造しており、それぞれにユニークなフレーバープロフィールがあります。
熟成方法と風味
ブナハーブンのウイスキーの多くは、シェリー樽で熟成されており、これによって深みのある甘みとフルーティーな香りが加わります。シェリー樽の影響で、ナッツやドライフルーツ、チョコレートなどの風味が現れることが多いです。また、オークの樽で熟成されることにより、バニラやスパイス、木材のニュアンスも感じられることがあります。