ジャパニーズウイスキーの種類が豊富なバー|シングルモルト駒ヶ岳2022エディションを銀座で飲むならBARWHITEOAK

信州マルス蒸留所は本坊酒造株式会社によって1985年 に創業。長野県宮田村にあるモルトウイスキーの蒸留所です。 中央アルプス「駒ヶ岳」山麓の標高798mにあり、標高の高い場所でウイスキーを製造しています。

仕込みに使用するモルトは「ノンピーテッド」から「ヘビリーピーテッド」まで様々。バリエーション豊かな原酒造りを行っています。中央アルプスと南アルプスによって育まれたきれいな地下水を「仕込み水」としており、自然豊かで清澄な空気で熟成した原酒は非常に優れた味わいとなります。

近年、国内はもちろん海外でも高く評価されている注目の蒸留所となっています。

2022年に限定生産されたシングルモルト駒ヶ岳。

バーボン樽で熟成させた原酒を主体としており、その他シェリーカスク原酒とポートワインカスク原酒をブレンドして、奥行きのある風味に仕上げています。

「シェリーカスク」はウイスキーの熟成樽としては定番の、オロロソシェリーの空き樽を使用したものですが、「ポートワインカスク」は聞いたことがない方もいると思います。

ポートワインはポルトガルのドウロ地方で造られる、シェリーと同じ「酒精強化ワイン」の１種。世界3大酒精強化ワインとなるポルトガルを代表するお酒です。

ポートワインにもいくつか種類があるのですが、シェリーと同様に酸化熟成されるのが基本となっており、ウイスキーの熟成樽としてはシェリーカスクと近い特性があります。

ブドウ由来のフルーティーさと、酒精強化ワインに特有の熟成香。

バーボン樽、シェリー樽、ポートワイン樽で熟成された３種類の原酒が巧みにブレンドされた「シングルモルトウイスキー駒ヶ岳2022エディション」は、これまでにない駒ヶ岳の個性を感じさせてくれる、華やかで上品な１本です。

香りは、洋梨。レモングラス。スミレ、モルトスナック、ハチミツ。

口に含むとフローラルでドライ。徐々にフレーバーが飛び出してきます。

メープルシロップ、青りんご。

フィニッシュにかけても爽やかでモルティー。ピートのクセはありません。

穏やかでドライな味わい。ポートワインカスクによって少し甘さもありますが、駒ヶ岳らしいドライな仕上がり。おそらく原酒の熟成年数の若めだとは思いますが、その割にはアルコールの刺激も強くありません。

クセもなくスッキリとしていますが、しっかりと飲みごたえのある１本。

飲み方は「ストレート」か「ハイボール」。

加水するとより華やかな印象です。