ラム酒の種類が豊富なバー|SMWS ソサエティ 蒸留所コード R2.19を銀座で飲むならBARWHITEOAK

「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ（SMWS）」とは？
世界で一番最初に創設されたウイスキーの会員制クラブ。 会員にのみウイスキーを販売するボトラーズとなっており、 ソサエティのウイスキーは酒屋やネットショップなどでは購入できません。 基本的に、1樽（シングルカスク）をカスクストレングス（無加水）、ノンチルフィルター（無濾過）でボトリング。 ラベルには蒸留所名の記載はなく、「蒸留所コード（番号）」を読み解くことで知ることができます

「SMWS R2 ダイヤモンド蒸留所」とは？

蒸留所コードR2は、ガイアナにあるダイヤモンド蒸留所になります。

16世紀から17世紀にかけて、ガイアナ地域には200を超える蒸留所が存在していました。時が経つにつれ、最大で300以上の蒸留所が合併し、1988年にはデメララ川西部に唯一残った蒸留所、ダイアモンド蒸留所が残りました。

蒸留機の種類はさまざまで、連続式蒸留機や木製の単式蒸留機などが使用されています。それぞれの蒸留機で生産されるラム酒には、ヴェルサイユ、ポート・モーラント、エンモアなどのブランドがあります。

この蒸留所は、300年以上にわたる伝統を持ち、古くから使われている蒸留機を今でも使用しています。

ガイアナのエンモア農園に1880年に初めて設置された、現役最後の木製連続式カフェ式スチルで蒸留。熟成年数 18 年。蒸留年は2004年。熟成樽はセカンドフィルのバーボンバレルを使用。ボトリング本数は214本。アルコール度数 60.9%。

甘くてトロピカル。ラム酒らしい爽やかなハーブ系アロマ。牧草、パイナップル、レーズン、サンザシ、キンモクセイ、キャラメル、アプリコット、コットンキャンディー、オレンジピール、マドレーヌ。

香りのバリエーションが豊富。いつまでも嗅ぎ続けられるハツラツとしたアロマを持っています。

口に含むと酸味と甘みがあってフルボディ。すぐにドライ。

フルーティーで樽香もあります。

中盤以降もドライで、ここでアルコール感がたってきます。

フィニッシュにかけては華やか。少しさっぱりとした印象。余韻の長さは中程度。

18年熟成の割に、熟成樽からの風味は抑えられており、その辺はやはり「ソサエティだなぁ」と感じます。熟成は恐らくスコットランド（イングランドかも）にあるソサエティの持つ集中熟成庫で行われています。ダイヤモンド蒸留所で買い付けた樽を、そのままか、あるい移し替えて熟成していると思います。

冷涼な土地でゆっくりと熟成したこのラムは、スコッチのようなドライさと気品のある味わいに育っていますね。

マルティニック島（カリブ海）などのラムとも違った、独特な個性を持っており、ラム好きにはたまらない1本。ストレートかロックでお召し上がりください。