ラム酒の種類が豊富なバー|ラム J.M XOを銀座で飲むならBARWHITEOAK

J.Mはマルティニーク島でラムを生産しており、その蒸留所はジーン・マリー・マーティンによって創設されました。蒸留所の名前「J.M」は彼の名前の頭文字に由来しています。この蒸留所はマルティニーク島の北部に位置し、他の蒸留所と同様にアグリコール製法でラムを生産しています。J.Mの蒸留所で特筆すべき点は、サトウキビの原料を全て自社畑で栽培していることです。アグリコール製法では、新鮮なサトウキビジュースの品質が非常に重要であり、J.Mは自社畑が蒸留所の周辺に位置しているため、収穫後1時間以内にサトウキビを砕いています。また、蒸留は70％までに限定されており、フレーバーを最大限に引き出すために、最低でも30％のノンアルコール成分を残すようにしています。

ラム J.M は、カリブ海に浮かぶフランス領の美しい島、マルティニーク島で伝統的に作られるアグリコール・ラム（農業的製法のラム）の中でも特筆すべき存在です。このラムは、自社農園から100％のサトウキビを収穫し、その品質にこだわっています。マルティニーク島の恵まれた気候条件と土壌に加えて、年に一度きりの収穫と収穫後１時間以内の圧搾、醸造、そして蒸留までの工程が、素材の良さを最大限に引き出しています。このラムはフランスの海外県であるマルティニーク島の最北端に位置し、活火山であるペレ山のふもとに位置しています。

ラム J.M は、1845年から続く伝統を受け継ぎ、ペレ山の中腹に位置するベルヴュー地区に火山灰土壌のサトウキビ畑（自社農園）を保有しています。素材重視のアグリコール製法を守るために、J.Mにとって最高品質のサトウキビの収穫が最も重要です。ベルヴューの畑は、火山灰土壌、南国的気候、湿度、シーブリーズによる大気の循環、斜面の水はけの良さなど、個性を引き出す上で十分な条件を備えています。

アグリコール製法とは？

アグリコール（Agricole）は、フランス語で「農業の」という意味を持つ言葉です。ラムの文脈では、「アグリコール」は特定の製法に基づいて作られたラム酒を指します。
通常のラムは、蒸留に使用される原料としてメラセス（蒸留用の糖蜜）を使いますが、アグリコールラムは、サトウキビの絞り汁（サトウキビジュース）を発酵させ、その後蒸留して作られます。つまり、サトウキビそのものを主原料として使用する製法です。
アグリコールラムの特徴は、サトウキビ由来の風味やキャラクターが豊かに表れることです。サトウキビジュースをそのまま使うため、他の添加物（糖蜜やモラセス）が加えられず、サトウキビの本来の風味が損なわれることなく、純粋でフレッシュな味わいが生まれます。
アグリコール製法は、主にフランス領のカリブ海地域で広く使われています。フランスの海外県であるマルティニークやグアドループ、およびフランス領ギアナなどが有名な産地です。これらの地域では、アグリコールラムは高品質なラムとして評価され、地域の文化と伝統を象徴する大切な飲料となっています。

XOは、ビンテージ品や数量限定品を除いて、J.Mのラインナップの中でも最も長期間熟成されている定番の熟成ラムです（6年熟成）。このXOが長い間人気を博している理由は、そのしっかりとしたが安心感のある味わいにあるのではないでしょうか。

大手ブランドは、ヨーロッパ本土だけでなくアメリカなど全世界に進出しており、バランスの取れたラムを生産しています。彼らは、万人に受け入れやすい飲みやすいラムを目指しています。一方、家族経営の少量生産ブランドは、サトウキビの旨味を引き立てることに重点を置いており、個性的で味わい深いラムを生産しています。これらのラムは必ずしも全員に受け入れられるわけではありませんが、熱心な愛飲家に支持され、時に素晴らしい逸品が生まれます。

J.Mからはさまざまなビンテージのラムもリリースされていますが、XOはその中でも特に柔和な印象を与え、あらゆる場面で楽しむことができるでしょう。その自然で滑らかな味わいは、繊細さを保ちつつも、オーク樽の風味が豊かに感じられます。