「J&B」とは？｜ウイスキーが豊富な銀座のオーセンティックバー【BARWHITEOAK】

J&B（ジェイ＆ビー）は、スコッチウイスキーのブレンデッドウイスキーのブランドで、特にその軽快で飲みやすいスタイルで広く認識されています。

このブランドは、ジョージ・ジョンソン（George Johnson）とアルフレッド・バークレー（Alfred B. Berkeley）の2人によって創設されました。彼らは、1920年代にイギリスでJ&Bを立ち上げ、その後、スコッチウイスキー業界で確固たる地位を築きました。
J&Bは、その特徴的なブレンドにより、非常に幅広い層に受け入れられました。基本的に、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして作られ、そのバランスの良い味わいが特長です。モルトウイスキーはフルーティーで芳醇な香りを持ち、グレーンウイスキーは軽やかでクリスプな飲み口を提供し、全体的にすっきりとした味わいを生み出します。このバランスがJ&Bの最大の魅力です。
また、J&Bのもう一つの特徴はそのデザインです。特にシンプルでスタイリッシュなボトルデザインが印象的で、多くのバーやクラブ、パーティーシーンで好まれる理由となっています。J&Bは、アメリカ市場を中心に非常に人気があり、時には映画やドラマでも登場することがあります。
さらに、J&Bはペルノ・リカール（Pernod Ricard）というフランスのアルコール大手により所有されており、世界中に広く流通しています。このブランドは長年にわたり、高い認知度を誇り、スコッチウイスキーの中でも定番として多くの愛好者に支持されています。
代表的な製品には、J&B Rareがあり、これは特に品質が高いとされるブレンドで、シンプルながらも芳醇な味わいが特徴です。

J&Bは、ノッカンドゥ、オスロスク、グレスペイ、ストラスミルを中心とした36種類のモルトウイスキーと、6種類のグレーンウイスキーをブレンドして作られています。このブレンドに使用されるモルト原酒の約80%は、スペイサイド地方で造られたものです。
特に、ノッカンドゥとオスロスクは、J&Bの風味において重要な役割を果たしています。ノッカンドゥは、華やかでソフトな口当たりを持ち、穏やかなピート香（燻製香）を加える一方、オスロスクはその特性から、J&Bの独特な風味を支える重要な原酒となっています。オスロスク蒸溜所は、1974年にJ&Bのために原酒を供給する目的で設立されたことでも知られています。
これらの原酒を基に、J&Bは滑らかで飲みやすいブレンドを実現し、世界中で広く愛され続けているスコッチウイスキーとなっています。

オスロスク蒸溜所（Oslo Skene Distillery）は、J&Bのブレンデッドウイスキーに使用される原酒を供給するために、1974年に設立された蒸溜所です。この蒸溜所は、スペイサイド地方に位置しており、J&Bのブレンドにおける重要な役割を担っています。特に、オスロスクで生産されるモルトウイスキーは、華やかでソフトな口当たりと穏やかなピート香が特徴的で、これがJ&Bの風味を形作る重要な要素となっています。
オスロスク蒸溜所は、J&Bに特化した原酒を供給する目的で設立されたため、スコッチウイスキー業界ではそのユニークな役割で知られています。