ウイスキーの種類が豊富なバー|厚岸ニューボーン2018 ファンデーション２を銀座で飲むならBARWHITEOAK

厚岸蒸留所は 堅展実業株式会社によって2016年に操業した、北海道厚岸町にある蒸留所。
北海道では「余市蒸留所」誕生以来の本格的なウイスキーの生産拠点となっています。

厚岸蒸留所は操業してまだ間もない蒸留所ですが、すでに国内外での評価は高く、リリースしたボトルは即完売。高額で転売されるなど、絶大な人気を誇っています。

2020年2月に販売された、３年熟成の「厚岸ウイスキー SARORUNKAMUY」は、世界的なウイスキーコンペティションで最優秀金賞を受賞。

仕込みは1バッチ麦芽1トン。麦芽はスコットランド産がメインですが、地元厚岸町の「りょうふう」という二条大麦も使用。

ノンピートとピーテッドの２種類のタイプを生産しており、比率は半々。厚岸蒸留所ではアイラ島のようなウイスキーを目指していますが、ピーテッド麦芽のみの仕込みにこだわざる、多種多様な原酒を生産。

現在はシングルモルトだけでなくブレンデッドウイスキーもリリースしていることから、クセの少ないモルト原酒も重要な存在となっています。

「ニューボーン」とは？

「ニューボーン」とは、新しい樽に入れたばかりのウイスキーを指します。日本のウイスキーの場合、「3年未満」の熟成年数のウイスキーに使用されている呼称となります。ウイスキーは樽で熟成することで味わいが変化していくため、熟成の途中のウイスキー（ニューボーン）はそれぞれ異なる味わいを持っています。ニューボーンは樽の影響を受ける前の香りや味わいが強く、「ウイスキー」としてはまだ未熟な状態と言えます。

厚岸ニューボーン2018 ファンデーション２　58％

2018年8月28日に発売された「NEW BORNシリーズ（全４弾）」の第二弾となる商品。

ピーテッドモルト原酒を8〜17ヶ月間バーボン樽で熟成させバッティング。このピーテッド原酒は、フェノール値50ppmのヘビリーピーテッド原酒で、アルコール度数は58%と高く、カスクストレングスに近い状態で瓶詰めされています。

香りはピートの煙が感じられ、柑橘系の爽やかな香りと苦味のあるチョコレートの香りが混ざり合っています。バニラのような甘い香りも微かに感じられ、僅かな塩気が漂います。
味わいは、シュガーやハチミツのような甘みと、レモンの酸味が重なります。ピートの煙がほんのりと感じられ、バニラのような甘い味わいも。

余韻は短めで、ブラックペッパー、カカオ。ニューポッティー感のあるモルトの風味。

３年未満の未熟さもありながら、厚岸らしさが随所に現れています。現行ボトル（３年以上）のシングルモルトと、比べると飲みごたえに欠けている所もありますが、ニューボーンとしてはなかなか良い味わいです。

銀座のウイスキーバー、ホワイトオークで希少な厚岸ニューボーン2018 ファンデーション２をお楽しみください。