アブサンとは?|カクテルの種類が豊富な銀座のバー|BARWHITEOAK

「定番のカクテルから旬のフルーツカクテル・珍しい野菜を使ったカクテルなど、

メニューを豊富にご用意しているオーセンティックバー」として東京・銀座で好評です。

お客様のお好みに合わせて、魂を込めて丁寧にカクテルをお作りしております。


「フルーツカクテルが飲みたい!」「野菜のカクテルを飲んでみたい!」「定番のカクテルが好き!」

「海外からのお客様に国産ウイスキーを使用したカクテルを飲ませたい!」といったご要望にもお応え致します。


落ち着きのあるおしゃれな銀座のバーですので、お一人さまはもちろん、デート、接待、二次会など様々なシーンでご利用いただけます。

カウンター7席。2名様用テーブル席と半個室もございます。


BAR WHITE OAK のこだわり

  • キラキラ 3

    シック

    重厚感のある内装

    銀座の隠れ家

  • いいねの手のアイコン (1)

    銘酒

    ウイスキーも充実

    飲み比べも

  • ハートのマーク3

    遊び心

    斬新なカクテル

    お好み優先

アブサンとは?|カクテルの種類が豊富な銀座のバー|BARWHITEOAK

アブサン(Absinthe)は、アニス風味の強いスピリッツで、伝統的にヨモギ(ニガヨモギ、学名 Artemisia absinthium)の抽出成分を含んでいます。アブサンはその強い香りと高いアルコール度数で知られ、19世紀ヨーロッパの芸術家や文人に愛された歴史を持つ飲み物です。その独特の作り方と伝説的な地位から、現在も神秘的な魅力を持つリキュールとして人気があります。

アブサンの歴史
アブサンの起源は18世紀末のスイスで、最初は薬として使用されていました。その後、フランスでの製造が始まり、19世紀後半にはパリの芸術家や知識人たちの間で流行しました。特に印象派の画家、詩人、作家など、創造的な活動に携わる人々に愛され、「緑の妖精」(La Fée Verte)という愛称でも親しまれました。

しかし、アブサンに含まれる成分が幻覚や精神障害を引き起こすとされ、次第に「危険な飲み物」という悪評が広まりました。1900年代初頭には多くの国で禁止されましたが、後の科学的検証により、幻覚作用の原因とされた成分がごく微量であったことが判明しました。これを受けて、1990年代以降には多くの国でアブサンが合法化され、現在も世界各地で楽しむことができるようになっています。

アブサンの作り方
アブサンの製造工程は、通常のスピリッツ製造に加え、特別なフレーバー抽出の過程が含まれます。以下がその一般的な手順です。

ベーススピリッツの準備:アブサンは、通常は高アルコール度数のベーススピリッツから始まります。ベースには無味無臭のグレーンスピリッツ(穀物から作られるスピリッツ)を使うことが一般的です。

風味素材の浸漬(マセレーション):ヨモギ、アニス、フェンネル(ウイキョウ)といった主な香味成分をベーススピリッツに浸して風味を抽出します。ニガヨモギがアブサンの特有の苦みを生み、アニスやフェンネルがその甘い香りを引き立てます。この浸漬には1〜3日かけるのが一般的です。

蒸留:浸漬が完了したら、アルコール液を蒸留します。蒸留によりフレーバー成分が凝縮され、不純物が取り除かれます。また、これによりアブサン独自のクリアでピュアな味わいが得られます。

二次抽出と着色:アブサンの多くは、美しい緑色(エメラルドグリーン)をしています。この色は、ミントやヒソップ、メリッサ(レモンバーム)など、二次抽出の段階で追加されるハーブから得られます。これらの植物を再びスピリッツに浸漬させ、緑の色味とともにさらなるフレーバーを加えます。ここで得られる色は天然で、人工着色料は用いられません。

最終調整と瓶詰め:抽出と着色が完了したアブサンは、水でアルコール度数を調整し、最終製品に仕上げられます。アブサンのアルコール度数は非常に高く、平均して45〜75%に達します。製造元によってはこの後熟成期間を設け、さらに風味をなじませる場合もあります。

アブサンの特徴的な成分
アブサンには、以下の3つの主要な植物成分が含まれています。

ニガヨモギ:ニガヨモギにはツヨン(Thujone)という化合物が含まれており、この成分が一時期アブサンの幻覚作用の原因と考えられていました。現在ではツヨンの含有量が厳しく規制され、幻覚作用が発生する危険性はほとんどないとされています。

アニス:アニスの甘い香りは、アブサンの香りの特徴を形成します。アニスは特有の「ラウシェ」と呼ばれる乳白色の濁りを作り出し、これは水を加えた際に現れます。

フェンネル(ウイキョウ):フェンネルもアニスに似た香りを持ち、アブサンの甘い香りをさらに引き立てます。

アブサンの飲み方
アブサンはその強い香りと高いアルコール度数から、特別な方法で楽しむことが推奨されます。伝統的な飲み方として「アブサン・リチュアル」と呼ばれる手法が知られています。

グラスにアブサンを注ぐ:アブサングラスと呼ばれる特別なグラスに、少量のアブサン(20-30ml程度)を注ぎます。

砂糖とアブサンスプーン:グラスの上にアブサンスプーン(穴あきスプーン)を置き、その上に砂糖を乗せます。

冷水を注ぐ:スプーンの上から冷水をゆっくりと砂糖にかけると、砂糖が少しずつ溶けてアブサンと混ざり合います。これによりアブサンが「ラウシェ」を起こし、エメラルドグリーンから乳白色に変化します。これはアブサンに含まれるアニスのオイルが水で乳化するためです。

飲む:この方法でアブサンのアルコール度数が軽減され、香りと風味が引き立ち、適度な甘さで楽しむことができます。

アブサンのアルコール度数
アブサンは一般的にアルコール度数が非常に高く、45%から最大75%程度にまで達する製品もあります。水で割って飲むことでアルコール度数が下がり、風味が引き立てられるため、特に初心者やアルコールに強くない方にはこの飲み方が推奨されます。


アブサンとは?|カクテルの種類が豊富な銀座のバー|BARWHITEOAK

アブサンの製造と販売が禁止された時期は、19世紀末から20世紀初頭にかけてです。この時期、アブサンは「幻覚作用のある危険な飲み物」として広く恐れられ、最終的にはフランスやスイス、アメリカをはじめとする多くの国で禁止されるに至りました。この背景には、アブサンの人気が高まりすぎたことと、社会的・政治的な要因、そして当時の科学的誤解が複雑に絡み合っています。

アブサンの人気と社会的影響
アブサンは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、特にフランスで非常に人気がありました。アブサンの消費量は急速に増加し、パリのカフェやバーでは、午後5時の「アブサンの時間」と呼ばれる時間帯が設けられるほどでした。エドガー・ドガやエドゥアール・マネなどの著名な画家がアブサンを題材にした絵画を描き、ボードレールやヴェルレーヌ、ランボーといった詩人たちもアブサンを愛飲していました。

一方で、アルコール依存症や社会問題がアブサンの普及とともに深刻化し、特に貧困層の間での乱用が問題視されるようになりました。また、アブサンの製造方法に関しても質の悪い原材料が使われたり、安価なアブサンには毒性のある銅化合物が着色料として使われることがあり、健康被害も報告されました。

「アブサン中毒」説とツヨンへの恐怖
アブサン禁止の直接的な要因となったのは、アブサンに含まれる「ツヨン(thujone)」という成分の幻覚作用への恐怖でした。ツヨンはヨモギ(ニガヨモギ)に含まれる成分で、神経系に影響を与えることがわかっていました。当時、ツヨンの幻覚作用がアルコールの作用と混同され、アブサンには「精神を破壊する飲み物」という悪評が広まりました。

さらに、1905年にスイスで起こった「アブサン殺人事件」がその悪評に拍車をかけました。この事件では、ある男性が大量のアブサンを飲んだ後に家族を殺害したことで、アブサンが直接的な原因であると考えられました。この出来事はメディアで広く報道され、アブサンに対する恐怖と批判が一層強まりました。

禁止運動の展開
当時のフランスやスイスでは、禁酒運動が盛んに行われており、アブサンはその矛先として象徴的な存在となりました。禁酒運動家たちはアブサンがもたらす「精神的崩壊」や「社会の腐敗」を強調し、アブサン禁止法の制定を求める声が高まっていきました。アブサンの消費が広まるにつれ、ワイン産業が打撃を受けたことも、アブサン禁止を推し進める要因となりました。ワイン業界はロビー活動を通じて、アブサンを「社会悪」として悪評を広め、禁止に向けた動きを後押ししました。

禁止法の成立
スイス:スイスでは1908年に国民投票が行われ、アブサンの製造と販売が禁止されました。

フランス:フランスでは1915年にアブサンの製造と販売が法的に禁止されました。これは、第一次世界大戦のさなかに行われたため、フランス兵士の士気を保つためにも必要だと考えられた面もありました。

アメリカ:アメリカでは1912年にアブサンが有害とされ、輸入と製造が禁止されました。

その他の国々:ベルギーやイタリアなど、他の多くの国でも禁止措置が取られました。

科学的誤解の解明と再合法化
20世紀後半になると、アブサンの成分に関する科学的な再検証が行われました。ツヨンが含まれるニガヨモギの成分量は、アブサンの摂取量を考慮しても、幻覚作用が起こるほどの濃度ではないことが明らかになりました。実際、当時問題視されていた「アブサン中毒」や「アブサン精神病」は、アルコール依存症による症状とほぼ同様であったことが分かり、アブサンそのものに特有の危険性は誇張されていたことが明らかになったのです。

こうした再評価により、1990年代以降、EU諸国やアメリカなど多くの国でアブサンが再合法化されました。現在の法律ではツヨンの含有量に厳しい規制が設けられており、アブサンは安全に楽しむことができる飲み物となっています。

現在のアブサン
今日では、アブサンは高品質なリキュールとして再び注目されています。伝統的な製法を復活させたクラフトアブサンも数多く作られ、フランスやスイス、アメリカなどで合法的に楽しむことが可能です。アブサンは今も神秘的で独特の存在感を持ち、その歴史や製造方法を知ることで、より深く味わうことができる特別なスピリッツといえるでしょう。


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日曜日も営業している銀座のバー BARWHITEOAK。ホワイトオークとは「ナラの木」のことを指し、ウイスキーやワインの熟成に欠かせない木材として知られています。このナラの木のようにお客様にとって、心癒される場所でありたいという気持ちを店名に込めています。

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