ジャパニーズウイスキーが豊富なバー|シングルモルト長濱 2019 5年 シェリーホグスヘッドを銀座で飲むならBARWHITEOAK

長濱蒸留所（ながはまじょうりゅうじょ）は、滋賀県長浜市に位置する日本のクラフトウイスキー蒸留所で、2016年に設立されました。この蒸留所は、長濱浪漫ビールのレストランに併設されており、「一醸一樽」をスローガンに掲げ、少量生産を行っています。ここでは、精密で細部にこだわったウイスキー作りが行われています。
設立の経緯
長濱蒸留所の設立は、長濱浪漫ビールの20周年を記念して行われました。2015年、長濱浪漫ビールのチームはスコットランドのクラフト蒸留所を視察し、その影響を受けて日本に蒸留所を設立することを決定。翌2016年には蒸留所が開設され、アランビック型の蒸留器が導入されました。これにより、伝統的なスコッチの技法を用いたウイスキー造りが始まりました。
製造設備
長濱蒸留所の製造設備は、ビール作りに使われるものと共通の設備を利用しています。蒸留器はポルトガルのホヤ社製で、アランビック型を採用。通常のウイスキー蒸留器では使われないこの型を使用することで、柔らかくクリアな原酒を得ることができます。初留器は2基、再留器は1基あり、加熱はスチームによる関節加熱方式です。
ウイスキーの製造工程
長濱蒸留所では、主に2種類の麦芽を使用しています。ドイツから輸入したノンピート麦芽と、イギリスから輸入したピーテッド麦芽（フェノール値40ppm）が中心です。これらをブレンドしてピートの度合いを調整しています。仕込みには滋賀県産の大麦や、黒ビール用の焙煎麦芽も試験的に使用されています。
発酵には、温度調整が可能なステンレス製のウォッシュバックを使用。発酵時間は72時間で、得られたもろみのアルコール度数は約8％です。
熟成
熟成には主にバーボン樽を使用し、他にもシェリー樽やミズナラ樽、ワイン樽などが使われています。特に注目されるのは、アイラウイスキーの熟成に使用されたクォーターカスクや、丹波ワインの樽など珍しい樽も使用される点です。
また、熟成庫は長浜市内にある廃トンネルや、廃校となった長浜市立七尾小学校の校舎を利用した「AZAI FACTORY」で行われています。これらの場所は温度や湿度の管理がしやすく、長濱のウイスキーに特別な風味を与えています。
製品
長濱蒸留所の製品は主に以下の3つのシリーズに分かれています：
シングルモルト長濱
長濱蒸留所の原酒のみを使用したシングルモルトシリーズ。2020年5月に初リリースされ、その後もさまざまな樽で熟成されたボトルが登場しています。
AMAHAGAN
ハイランド・モルトを中心とした海外産原酒と、長濱産原酒をブレンドしたブレンデッドモルトウイスキー。特に「AMAHAGAN」は、日本国内外で非常に人気が高く、何度も受賞歴があります。
INAZUMA
他の国内蒸留所の原酒をブレンドしたシリーズ。2021年に初めて発売され、三郎丸蒸留所や江井ヶ島蒸留所の原酒を使用したボトルも登場しています。
その他の製品
ニューメイク
長濱蒸留所では、蒸留後すぐのニューメイクをそのまま瓶詰めした製品も発売しています。このニューメイクは「長濱ニューメイク」として知られ、アルコール度数は59%で販売されています。また、ピーテッド、ヘビリーピーテッドなどのラインナップもあります。
コラボレーション製品
長濱蒸留所は、アニメや音楽、その他の文化とコラボしたウイスキーを販売することでも注目されています。例えば、「聖闘士星矢」や「UVERworld」などとのコラボウイスキーが販売され、ファンから高い支持を受けています。
見学と体験ツアー
長濱蒸留所では、積極的に見学ツアーや体験プログラムを提供しています。ガイド付きツアーやブレンディング体験、さらには1泊2日の蒸留体験ツアーなどが開催されており、ウイスキー作りを深く学びたい人々に人気です。特に、スプリングバンク蒸溜所の影響を受けて始まった1泊2日のツアーは、非常に人気があります。
受賞歴
長濱蒸留所は数多くの賞を受賞しており、特に「AMAHAGAN」シリーズは評価が高いです。World Whisky AwardsやIWSCなど、世界的なコンペティションで金賞を受賞した実績があります。

アルコール度数：54.8％
樽タイプ：シェリー　ホグスヘッド
ラベル：グラバーコレクション49 アユ
販売本数：90本（ウイスキー検定合格向けボトル）

販売元：ウイスキー文化研究所

フルーティーで濃厚！シェリーカスクの個性がしっかりと反映されたジャパニーズシングルモルトウイスキーです。数量限定のシングルモルト長濱をぜひお試しください♪

グラバーコレクションは、トーマス・グラバーと日本人女性の間に生まれた息子、トーマス・アルバート・グラバー（日本名・倉場富三郎）にちなんだオリジナルウイスキーボトルシリーズです。富三郎は日本にトロール漁法を導入し、その魚を描いた「グラバー魚譜」は、地元画家によって描かれた801枚の絵から200点が選ばれ、2005年に『グラバー魚譜200選』として出版されました。ウイスキー文化研究所は、長崎大学から使用許諾を得て、この魚譜をラベルに使用したボトルを制作しています。