数多くのウイスキーを取り揃えている銀座のバー
スコッチウイスキーの歴史について|ウイスキーの種類が豊富な銀座のバー【BARWHITEOAK】
「定番のボトルからボトラーズ、オールドボトル、閉鎖蒸留所などが楽しめるウイスキーバー」として東京・銀座で好評です。スコッチウイスキーのメニューが豊富で、その他ジャパニーズウイスキーも豊富にご用意しております。「少しずつ飲み比べをしたい!」「高級ウイスキーをハーフショットで飲みたい!」「ポートエレンやローズバンクなどの閉鎖蒸留所が飲みたい!」「海外からのお客様に国産ウイスキーを飲ませたい!」といったご要望にもお応え致します。
落ち着きのあるおしゃれな銀座のバーですので、お一人さまはもちろん、デート、接待、二次会など様々なシーンでご利用いただけます。
カウンター7席。2名様用テーブル席と半個室もございます。
BAR WHITE OAK のこだわり
スコッチウイスキーの歴史について|ウイスキーの種類が豊富な銀座のバー【BARWHITEOAK】
スコッチウイスキーの歴史は、単なる酒類の製造史にとどまらず、スコットランドの文化、政治、経済、宗教改革、技術革新、そして世界市場との関係までを映し出す壮大な物語です。以下に、専門家レベルの視点から時代ごとに詳しく解説します。
【1. 起源:修道院と密造の時代(~17世紀)】
● 初出と語源
最古の記録は1494年、スコットランド王室財務記録「Exchequer Rolls」に記された:
“Eight bolls of malt to Friar John Cor wherewith to make aqua vitae.”
“Aqua vitae”(命の水)はラテン語で蒸留酒を指し、これが後にゲール語「Uisge Beatha」、英語の「Whisky」に変化した。
● 修道士たちによる蒸留
初期の蒸留は修道院における医療目的での薬酒として発展。
スコットランドやアイルランドで技術が洗練され、やがて世俗化して農家や職人の間で密造酒として浸透。
● 密造の伝統
権力者による重税と規制が続くなか、ハイランド地方を中心に密造文化が発展。
18世紀初頭には年間1000を超える違法蒸留所が存在したと推定される。
【2. 法制化と近代蒸溜所の誕生(18世紀後半~19世紀)】
● 1823年《蒸留法改正》:産業化の起点
「Excise Act」により、課税を条件に合法的な蒸留が許可される。
グレンリベット(The Glenlivet)など現在に続く合法蒸留所が設立される。
この法改正により、密造酒より品質の高いウイスキーが流通可能に。
● グレーンウイスキーと連続式蒸留器の発明
1831年:イーニアス・コフィーがコフィー式連続蒸留器を開発。
モルトウイスキーとは異なる軽やかなグレーンウイスキーが誕生し、大量生産が可能に。
ブレンデッドウイスキーの誕生と普及へとつながる技術革新。
【3. ブレンデッド黄金時代と世界進出(19世紀後半~20世紀初頭)】
● ブレンデッドスコッチの発展
アンドリュー・アッシャー(Andrew Usher)らがモルトとグレーンをブレンドし、まろやかで大衆向けの味に。
ジョン・ウォーカー(Johnnie Walker)、ジェームズ・ブキャナン、ジョージ・バランタインなどのブランドが国際展開を開始。
● フィロキセラ禍と需要の急増
19世紀末、フランスのブドウ畑がフィロキセラにより壊滅。
ブランデーの代替としてスコッチが急成長し、ヨーロッパ全土に普及。
【4. 戦争・禁酒法と衰退(20世紀前半)】
● アメリカ禁酒法(1920–1933)の影響
スコッチは密輸業者の主要商品となるが、合法市場の消失で大きな痛手。
スコッチの供給先が限られ、蒸留所の閉鎖が相次ぐ。
● 世界大戦と大麦不足
第一次・第二次世界大戦中は穀物の軍事優先によりウイスキー製造が激減。
一時的にスコッチの生産は政府管理下に置かれる。
スコッチウイスキーの歴史について|ウイスキーの種類が豊富な銀座のバー【BARWHITEOAK】
【5. 再生とブランド化(20世紀後半)】
● 経済成長と再評価
1960~70年代:生活水準の向上により、世界的にスコッチの需要が再び拡大。
特にアメリカ、日本、欧州における中流層の贈答需要でブレンデッドが隆盛。
● シングルモルトの台頭
1963年:グレンフィディック(Glenfiddich)がシングルモルトをボトリングし、世界市場へ販売開始。
「スコッチ=ブレンデッド」の図式が崩れ、モルト愛好家が世界中に出現。
1980年代以降、ラガヴーリンやマッカランなどがシングルモルト市場で確固たる地位を築く。
【6. 21世紀:クラフトとグローバル化】
● クラフト蒸溜所の台頭
スコットランド各地で小規模蒸溜所の新設が相次ぐ(例:アードナッホー、キングスバーンズ)。
テロワールや地域文化を重視した独自性あるウイスキーづくりが注目される。
● 投資対象としてのスコッチ
ヴィンテージ・ボトルや閉鎖蒸溜所のボトルが高値で取引され、収集・投資対象としても脚光を浴びる。
近年では1本数千万円で落札されるケースも(例:マッカラン Fine & Rare 1926など)。
● 環境と持続可能性の課題
蒸留所のカーボンフットプリント削減や、再生可能エネルギー導入の動きが加速。
“グリーン・スコッチ”の時代へ向けた取り組みが始まっている。
スコッチウイスキーは、500年以上にわたる歴史の中で、宗教、密造、産業革命、戦争、グローバル経済、環境問題といった多様な要素と密接に関わりながら進化を遂げてきました。その過程で育まれた職人技と地域性は、単なるアルコール製品を超えた「文化財」としての価値をもたらしています。
スコッチウイスキーの歴史について|ウイスキーの種類が豊富な銀座のバー【BARWHITEOAK】
現存する最も古いスコッチウイスキーの蒸留所
「グレンタレット蒸溜所(The Glenturret Distillery)」
「グレンタレット蒸溜所(The Glenturret Distillery)」
グレンタレット蒸溜所の概要
設立年:公式には1775年
(ただし、密造を含めると1717年頃にはすでに蒸留が行われていたとされています)
所在地:スコットランド中部・パースシャー(ハイランド地域)
特徴:
スコットランドの中でも特に古い歴史を誇る蒸溜所として知られる。
長らく「フェイマス・グラウス(The Famous Grouse)」のキーモルトとして使用。
現在はラグジュアリーブランド「ラリック(Lalique)」グループ傘下で、プレミアムシングルモルトとして再ブランディング中。
生産スタイル:
伝統的なフロアモルティング(かつて)
少量生産で、職人的なアプローチを重視。
他に古い蒸溜所と比較されることの多い例:
蒸溜所名 設立年 所在地 備考
グレンタレット 1775年(記録あり) ハイランド 現存最古
バルブレア 1790年 ハイランド 歴史的記録に忠実なスタイルで再注目
ボウモア 1779年 アイラ島 アイラ最古、伝統的なピートスタイル
オーバン 1794年 ハイランド 都市部に残る最古の一つ
グレンリベット 1824年 スペイサイド 最初の合法蒸溜所、象徴的存在
グレンタレット蒸溜所が、現存しているスコッチウイスキー蒸溜所の中で最古とされています。密造時代からの系譜も含めると、その歴史は300年以上におよぶともいわれ、まさにスコッチのルーツのひとつです。
お急ぎの場合は電話窓口まで、
お気軽にお問い合わせください。
日曜日 16:00〜23:00(L.O.23:00)
毎週月曜定休
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スコッチウイスキーの歴史について|ウイスキーの種類が豊富な銀座のバー【BARWHITEOAK】
BARWHITEOAK
| 住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座8-7-7 中央林ビル302 Google MAPで確認する |
|---|---|
| 電話番号 |
03-3572-6088 |
| 営業時間 | 火~土 18:00〜3:00[L.O.2:00] 日曜日 16:00〜24:00[L.O.23:00] |
| 定休日 | 毎週月曜定休 |
| 最寄り | 銀座駅より徒歩6分 新橋駅より徒歩3分 |
HP |
日曜日も営業している銀座のバー BARWHITEOAK。ホワイトオークとは「ナラの木」のことを指し、ウイスキーやワインの熟成に欠かせない木材として知られています。このナラの木のようにお客様にとって、心癒される場所でありたいという気持ちを店名に込めています。
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