ワインの種類が豊富なバー|コンドリュー エティエンヌ・ギガルを銀座で飲むならBARWHITEOAK

エティエンヌ・ギガル
Etienne Guigal

1946年、戦後間もない頃に創業されたギガルは、半世紀のうちにコート・ロティ、コンドリュー、エルミタージュなど、北部ローヌを代表するアペラシオンを数多く所有するまでに成長し、ローヌ・ワインを象徴する生産者となりました。現在、メゾンのワイン造りを担うのは3代目のフィリップで、ローヌ全体に約60haの自社畑を持ち、年間600万本ものワインを生産する巨大なメゾンを率いています。

E.ギガルの歴史と畑
創業者エティエンヌ・ギガルは、14歳のときに老舗メゾン、ヴィダル・フルーリィでワイン造りの修業を始め、1946年に独立。コート・ロティの発祥地であるアンピュイの小さな村でギガルの歴史がスタートしました。1966年、2代目のマルセルがコート・ロティの「ラ・ムーリンヌ」の畑を初めて購入し、1978年には「ラ・ランドンヌ」、1985年には「ラ・テュルク」をリリースしました。これらの畑は「ギガルの3つ子の兄弟」として知られ、ワイン・アドヴォケイト誌で高評価を獲得し、ギガルの名声を確立しました。

ドメーヌの発展
1980年代初頭、マルセルは父エティエンヌがかつて働いていたヴィダル・フルーリィを傘下に収め、その所有畑であるラ・テュルクも手に入れました。1995年にはコート・ロティの歴史的なドメーヌ「シャトー・ダンピュイ」を取得し、2001年にはジャン・ルイ・グリッパとドメーヌ・ド・ヴァルーイを吸収。サン・ジョゼフやエルミタージュで新たなワインを生み出しました。さらに2006年には、ドメーヌ・ド・ボンスリーヌに資本参加し、独立ブランドとして醸造と販売を続けています。

醸造と品質管理
ギガルでは優れた区画のブドウを購入し、リュット・レゾネ（減農薬法）を実践しながら収量を厳しく制限しています。コート・ロティのワインは40ヶ月もの長期熟成を新樽で行い、オーク樽の品質が非常に重要となります。そのため、2003年以来、シャトー・ダンピュイに自社の樽工房を設け、年間800ものオーク樽を職人の手で製造しています。ブドウ栽培から熟成まで徹底した品質管理のもとで造られるギガルのワインは、そのアペラシオンの特性を丁寧に表現し、ヴィンテージに左右されない安定したクオリティを誇ります。この品質の高さから、ギガルのワインは多くのレストランで愛されています。

コンドリュー（Condrieu）は、フランスのローヌ地方にあるワイン産地で、特にヴィオニエ種を用いた白ワインで知られています。この地域は北ローヌに位置し、スロープが急で南向きの畑が特徴です。

コンドリューのワインは、ヴィオニエ種を100%使用して造られ、その特徴として華やかで花の香りが豊かであり、果実味がありながらもエレガントで繊細な味わいを持っています。一般的には辛口であり、ボディはフルボディからミディアムボディに分類されます。

この地域の特有の土壌は、花崗岩や片麻岩が混じった砂質土壌が主で、石灰岩や粘土も見られます。これらの土壌がヴィオニエの栽培に適しており、コンドリューのワインの独特の風味を形成しています。

コンドリューは希少価値が高く、高い品質と評価を誇るワイン地域であり、特にフォアグラや魚料理などとのペアリングが推奨されています。

2020 コンドリュー エティエンヌ・ギガル　Condrieu Etienne Guigal
2020年のコンドリュー エティエンヌ・ギガルは、平均樹齢25年のヴィオニエのみを使用して作られた白ワインです。手摘みによる収穫と選果を経て、ワインは新樽（1/3）とステンレスタンク（2/3）で低温アルコール発酵されます。

外観はゴールデンイエローで、西洋サンザシやアカシアを思わせる白い花の強いアロマが感じられます。味わいは繊細でエレガントであり、爽やかさを保ちながらも厚みとリッチさを備えています。

品種はヴィオニエ100％。辛口でフルボディの白ワインです。土壌はすり鉢状の花崗岩質で、新樽とステンレスタンクを使用し低温で発酵させ、マロラクティック発酵も100％行われています。その後、樽とタンクで8ヶ月間熟成されます。