ウイスキーの種類が豊富なバー|フィンラガンを銀座で飲むなら世界のお酒を取り揃えるBARWHITEOAK

フィンラガンはボトラーズの「ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニー」が製造している、蒸留所が非公開のアイラ・シングルモルトウイスキーです。同社はいくつかのシークレット・シングルモルトを発売しており、その中でもフィンラガンはリーズナブルなスモーキーモルトとして人気となっています。

蒸留所名が公開されていないシングルモルトは、現在リリースされているボトラーズ商品の中では珍しい訳ではありません。「シングルモルト」とまで表記しておきながら、蒸留所は教えてくれない…。ひと昔前であったら、なかなか少ないスタイルでした。

新しい蒸留所やボトラーズ会社が増え、シングルモルトが注目されている昨今の事情を考えると、蒸留所の正体よりも「中身のおいしさ」が優先されることも多くなったことで、フィンラガンのようなタイプは今後も増えていくことでしょう。

「フィンラガン」の由来は、アイラ島に存在していた古城「フィンラガン城」から。

ちなみに、この城跡から3マイル離れた「ポートアスケイグ」の町にはカリラ蒸溜所があり、距離がちかいことから中身はカリラではないかと言われていますが、真相はわかりません。

香りはカスタードクリーム、レモンキャンディー、ヨード香、キャラメルビスケット、洋梨。

口に含むとスモーキーでピーティー。丸みのある口当たりで若干オイリー。中盤以降まで燻製が続き、フィニッシュにかけてはフローラル。余韻もピートスモーク。

アイラ島のどのシングルモルトとも違い、このウイスキーの味わいは「フィンラガン」独自だと思います。蒸留所を探るのはやめましょう（笑）

軽快さがあり、スモーキーな風味が強すぎるわけではありませんが、他のフレーバーが「追いかけてくる」ことがないので、全体としては王道のスモーキーモルトといった印象です。

おすすめの飲み方はストレート、ロック、ハイボール。

バランスはオフィシャルのアイラモルトと同じくらい良いと思います。

バーホワイトオーク自慢の「自家製ビーフジャーキー」と合わせてお楽しみください。