ウイスキーの種類が豊富なバー|ミシェル・クーヴレイ イントラヴァガンザ クリアラックを銀座で飲むならBARWHITEOAK

ミッシェル・クーブレイは、スコットランドの様々な蒸留所から買い付けたシングルモルトウイスキーを、フランス・ブルゴーニュ地方ボーヌの熟成庫で独自の樽に移し替え、熟成を行っています。彼は蒸留所を所有せず、「樽こそがウイスキーの味わいを決定づける」という独自の哲学を持つボトラーズです。

ミッシェル・クーブレイ氏はもともとワイン商であり、高品質なワインを追求していました。彼のウイスキー造りの哲学は、「テロワール（土壌と風土）」というワインの概念をウイスキーに取り入れ、原料である大麦麦芽にもこだわりました。彼は希少な大麦の品種である「ベレ種」を使用し、その大麦麦芽をスコットランドの異なる蒸留所で蒸留し、その後フランスの熟成庫でシェリーカスクで熟成させています。

スペインのヘレス地方のシェリーボネガから調達した最高品質のシェリーカスクを使用し、独自のカーヴで長期間熟成させます。このシェリーカスクでの熟成が、ミッシェル・クーブレイのウイスキーに豊かな風味と深みをもたらしています。

彼の代表作には「クーヴルーズ クリアラック」や「イントラヴァガンザ」、「ペール シングル シングル」などがあります。これらのウイスキーは、樽と大麦麦芽へのこだわりが反映され、独自のフレーバープロファイルを持っています。

ミッシェル・クーブレイの哲学は、ウイスキーの温度にも及びます。彼は「ぬる過ぎる温度」を避け、ウイスキーを飲む際にも注意を払っています。季節や気温によっては、ウイスキーが高温になることを考慮し、適切な温度で楽しむことを提案しています。

最後に、ミッシェル・クーブレイが亡くなった後も、彼の哲学や美学は引き継がれています。彼の影響力は今なおウイスキー業界に残り、彼の造り出したウイスキーは世界中の愛好者に愛されています。

ミシェル・クーヴレイ イントラヴァガンザ クリアラックは、シングルモルト・ウイスキーを2〜3年間シェリー樽で熟成させ、その中から特別に厳選された樽でバレル・セレクション（瓶詰め）された贅沢なキュヴェです。

琥珀色に深まる魅力的な外観。
注がれる瞬間から、豊潤なナッツや焼き栗の香りが漂い、焙煎されたような香りが広がります。ドライフルーツ、ヨード香、ソフトキャンディー。
口に含むと、キャラメル、葉巻、アールグレイ、ベルモットワイン、カシュ―ナッツの風味が広がります。
炭酸水や水割、オンザロックでも香りが一切崩れず、印象的な香りの強さが際立ちます。
通常、ウイスキーは蒸留所の個性が前面に出ますが、ミシェル・クーヴルーのウイスキーたちは、彼の哲学や信念に基づき、数々の樽を使用しながらも人の個性を明確に感じさせる特別なウイスキーと言えるでしょう。

ウイスキーの熟成に使用する「シェリー樽」とは？
「シェリー樽」は、シェリー（スペインのアンダルシア地方で生産される葡萄酒）を貯蔵・熟成するために使われた樽です。これらの樽はシェリー酒の製造工程で使用され、その後ウイスキーを熟成させるために再利用されます。
シェリー樽はウイスキーに特有の風味や香りを付与するために重要です。シェリー樽による熟成は、樽の内部で起こる複雑な化学反応によって、ウイスキーに豊かなフルーティーで乾燥した果実の風味、ナッツの香り、時にはシェリー酒特有の香りや甘さが加わります。
ウイスキーがシェリー樽で熟成されると、樽の木材から抽出されるタンニンやシェリー酒の残留成分が絶妙に調和し、ウイスキーに独自のキャラクターをもたらします。このプロセスにより、シェリー樽で熟成されたウイスキーは通常、複雑で深みのある味わいが特徴となります。
シェリー樽以外にも、バーボン樽やシェリー樽の組み合わせなど、異なる種類の樽を使用することで、ウイスキーの製造者は様々なフレーバープロファイルを実現することができます。