カンパリ３種類飲み比べセット！リキュールのテイスティングなら銀座のバー｜BARWHITEOAK

カンパリ３種類飲み比べセット！
セット内容

・カンパリ（現行品）

・カンパリ古酒（90年代）

・カンパリ コーディアル

全て15mlで提供。2025年7月時点での価格。最新価格はお問合せ下さい。

※別途チャージ料1100円を頂戴しております。

リキュール「カンパリ（Campari）」とは、イタリア発祥の苦味酒（ビター）で、鮮やかな赤色と独特の苦味が特徴のアルコール飲料です。主に食前酒として親しまれ、カクテルのベースとしても広く使われています。
◆ 基本情報
原産国：イタリア
アルコール度数：20〜28％（国や販売時期によって異なる）
タイプ：ビター系リキュール（アペリティフ／食前酒）
色合い：鮮やかなルビー・レッド
◆ 原材料と味わいの特徴
カンパリの正確なレシピは門外不出ですが、以下のような素材が使われているといわれています：
ハーブ類
スパイス（シナモン、クローブなど）
苦味植物（キナ皮、苦橙皮など）
果皮（オレンジピールなど）
味わいの特徴：
爽やかな柑橘の香り
口に含むと甘みの後に苦味がしっかりと広がる
後味はすっきりとドライ
◆ カンパリの色の秘密
かつては**コチニール（カイガラムシ由来の天然赤色素）**で着色されていましたが、近年は人工着色料に切り替えられた国もあります。赤い色はブランドの象徴でもあり、視覚的にも印象的です。
◆ 代表的なカクテル
カンパリは単体でも楽しめますが、カクテルにして飲むのが一般的です。代表的なレシピはこちら：
カンパリソーダ：カンパリ＋炭酸水（すっきり爽やかな定番）
カンパリオレンジ：カンパリ＋オレンジジュース（甘さと苦味のバランス）
ネグローニ：カンパリ＋ジン＋スイートベルモット（クラシックな食前酒）
アメリカーノ：カンパリ＋スイートベルモット＋ソーダ
◆ 歴史とブランド背景
創業：1860年、イタリア・ミラノ郊外のノヴァーラにて、ガスパーレ・カンパリ氏によって考案されました。
その後、「カンパリ社」としてブランド化され、世界中に輸出されるように。
現在ではイタリアを代表するリキュールブランドであり、食前酒文化の象徴ともいえる存在です。
◆ おすすめの楽しみ方
アペリティフ（食前酒）として、冷やしてストレートかソーダ割りで
夏は「カンパリオレンジ」や「カンパリグレープフルーツ」でフルーティに
苦味を活かしたクラシックカクテルで本格的に楽しむのもおすすめ

◆ 1. カンパリ（現行品）
▶ 特徴
製造元：ダヴィデ・カンパリ・ミラノ社（Campari Group）
アルコール度数：25度（※国によって20〜28度と差あり）
味わい：爽やかな柑橘の香りと、しっかりとした苦味、ほのかな甘み。口当たりは軽やかで、カクテルベースとして非常に使いやすい。
▶ 現行ボトルの特徴
デザインは洗練されたラベルと透明感ある赤色。
着色には**人工着色料（主にE124ポンソー4Rなど）**を使用（※旧来のコチニール由来ではない）。
味はシャープでドライ寄り。後味のキレが良く、カクテルにしても他の素材と喧嘩しにくい。
▶ おすすめの飲み方
カンパリソーダ、カンパリオレンジ、ネグローニなど
軽やかに楽しみたいアペリティフタイムに最適

◆ 2. カンパリ古酒（1990年代流通品）
▶ 特徴
製造国・度数：イタリアまたはドイツ製（27〜28度が多い）
時代背景：90年代以前は「ビター系リキュール＝薬草酒」としての個性が強く、味わいも骨太。
▶ 味の違い
苦味が強く、薬草感・ハーブ感が非常に豊か
口当たりはよりオイリーで、香味に丸みと複雑さがある
着色には**天然コチニール（カイガラムシ由来）**を使用していた時代のものもあり、色もやや深く濃い
▶ ボトルの見分け方
ラベルのデザインが現行品よりクラシック（筆記体のCAMPARIロゴなど）
度数表示が27％前後であれば、ほぼ確実に旧ボトル
▶ 魅力と用途
古酒ならではの熟成感と、香味の「角が取れた」まとまりが魅力
ソーダ割りで飲み比べると、その深みの違いが際立つ
ネグローニやアメリカーノに使用すると、味が格段にリッチに

◆ 3. カンパリ コーディアル（Cordial Campari）
▶ 特徴
種類：フランボワーズ（ラズベリー）を主体にした甘口リキュール（食後酒）
アルコール度数：36度（商品によっては27％表示もあり）
製法：中性スピリッツにフランボワーズとハーブを浸漬・蒸留し、シロップを加えて仕上げる
一般的な赤いカンパリ（ビター）とは異なり、苦味はなく、華やかで上品な甘さが特徴。蒸留タイプのため、無色〜淡い色調で、開栓後の冷蔵保存も不要。
▶ 味の違い
香り：フランボワーズの芳香と、ほのかにハーブの清涼感
味わい：クレーム・ド・フランボワーズより軽やかで、すっきりした甘さ
後味：べたつかず爽快。高アルコールながら口当たりはまろやかで、余韻にはフルーツと微かなスパイス感が残る
苦味ゼロで、デザートリキュールとしても秀逸。脂っこい料理の後にぴったりの、清涼感ある仕上がり
▶ ボトル・流通
現在も少数ながら製造・輸入されており、輸入酒専門店や一部の通販サイトで入手可能
ボトルには「CORDIAL CAMPARI」または「LIQUORE」の表記があり、通常のカンパリとは明確に異なる
流通量は少なく、一般酒販店やスーパーで見かけることは稀。比較的知名度が低いため、知る人ぞ知る一本といえる
▶ 楽しみ方
ストレートやロックで、香りと甘みをじっくり楽しむのがおすすめ
ソーダやジンジャーエールで割れば、軽やかなアフターディナードリンクに
バニラアイスにかけて食べると、イタリアンデザートのような上品な一皿に
カクテルベースとして使う場合は、レモンやウォッカを合わせてすっきりとまとめるのが良い
甘さ控えめで香り豊かなため、甘口が苦手な方にも受け入れられやすいリキュール