シガリロ（Cigarillo）とは？【全席喫煙可】銀座のオーセンティックバー｜ BARWHITEOAK

シガリロ（Cigarillo）は、簡単に言えば「小型の葉巻」です。スペイン語の「シガー（Cigar）」に小さいものを意味する接尾辞「-illo」が付いた言葉で、文字通り「小さな葉巻」を意味します。
サイズは通常のシガー（葉巻）よりも細くて短く、長さは6〜10cm前後、直径は7〜10mm程度。シガレット（紙巻きたばこ）よりもやや太く、しかし本格的なプレミアムシガーよりはずっと軽量でカジュアルです。
■ シガーとの違い
シガリロは、シガーと同じくタバコ葉を使用して巻かれているという点では共通していますが、いくつかの特徴的な違いがあります。
手巻きではなく機械巻きが主流
　多くのシガリロは工場で機械によって大量生産されています。これにより、価格も安価で手に取りやすく、均一な品質が保たれています。
短時間で楽しめる
　通常のシガーは1本で30〜90分ほどかかることがありますが、シガリロは5〜15分程度で喫煙が終わるため、忙しい現代人にも適しています。
フィルターの有無
　シガリロにはフィルター付きとフィルターなしの両方があります。フィルター付きはよりシガレットに近い吸い心地となり、初心者にも受け入れやすいスタイルです。
吸い方はシガーと同じ
　基本的にはシガーと同様に、煙を肺まで吸い込まず、口の中で香りや味わいを楽しむスタイルが推奨されます。無理に肺に入れるとむせたり、強すぎたりすることがあります。
■ 使用されるタバコ葉と味わい
シガリロに使われるタバコ葉は、プレミアムシガーと同様にキューバ産やドミニカ産、ニカラグア産などの上質なタバコ葉が用いられることもありますが、多くは価格を抑えたブレンドです。味わいも本格シガーに比べて軽やかでマイルドな傾向があります。
ただし近年では、アロマティック（香料入り）タイプのシガリロも人気で、バニラ・チェリー・チョコレートなどの甘く香るフレーバー付きの製品も多く販売されています。特にヨーロッパでは、こうしたアロマシガリロの文化が根付いています。
■ シガリロはどんな人に向いているか？
シガーに興味がある初心者
　本格的なシガーは時間も手間もかかりますが、シガリロなら気軽に葉巻の世界に入門できます。
短時間で葉巻の風味を楽しみたい方
　喫煙所での休憩や、仕事後のひとときなど、隙間時間に味わえるシガーとして重宝されます。
香りのあるタバコを楽しみたい方
　アロマタイプのシガリロは、芳醇な香りで喫煙のひとときを華やかに彩ってくれます。
■ 有名なシガリロのブランド（例）
ダビドフ・ミニシガリロ（Davidoff Mini Cigarillos）
　上質なタバコ葉を使い、香りも繊細で初心者に非常に人気の高いシリーズ。
カフェクレーム（Café Crème）
　ヨーロッパで定番の香料付きシガリロ。バニラやコーヒーなどのフレーバーが楽しめる。
ビリガー（Villiger）
　スイスの伝統的なブランドで、価格と品質のバランスが良い。
■ まとめ
シガリロは、シガーの文化をもっと手軽に、もっと日常的に楽しむためのアイテムです。時間をかけてゆっくり楽しむクラシックなシガーとは異なり、短時間で、香りと味わいの豊かさを気軽に体験できる小型葉巻として、特にビギナーやカジュアルな愛好家から高い支持を集めています。
葉巻の世界に一歩足を踏み入れてみたい方には、シガリロはまさに最初の一歩として理想的な選択肢です。