田酒 純米吟醸 百四拾 紅葉が飲める銀座のオーセンティック―バー｜世界のお酒を取り揃えるBARWHITEOAK

この特別な季節限定の田酒は、ラベルには美しい紅葉が描かれています。原料には青森県で栽培された酒造好適米「華想い」を50％まで精米し、丁寧に大吟醸規格に仕上げられました。

「百四拾」という名前は、酒米の系統名「青系酒140号」に由来しています。この米は、最高級米「山田錦」と青森県産の酒造好適米「華吹雪」を組み合わせ、改良を重ねて生まれたもので、青森県で最高級とされる『華想い』（正式名称）を使用しています。

華やかさではなく、上品で穏やかな香りが特徴です。口当たりはまろやかで、程よいふくらみのある味わいが楽しめます。アルコール度数は16％。

吟醸酒は、製造過程で米、米麹、水に加えて、サトウキビ由来の醸造アルコールを混ぜることで作られる日本酒の一種です。ただし、醸造アルコールの割合は重量の1割以内に抑えられています。この方法によって、吟醸酒は独特の風味が生まれますが、過度に醸造アルコールを加えると風味が損なわれる可能性があります。

吟醸酒は香りや味わいを楽しむために、冷やしてもしくは常温で飲むことが推奨されています。高温で飲むと香りが逃げやすくなるため、熱燗には向いていません。吟醸酒には、香りを重視した「ハナ吟醸」と、味わいを強調した「味吟醸」の2つのタイプがあります。

一方、純米吟醸酒は、醸造アルコールを一切加えずに製造されます。この方法により、米の本来の旨味が引き立てられ、穏やかで濃厚な味わいが特徴です。純米吟醸酒は、通常の吟醸酒と異なり、熱燗でも楽しむことができます。温度を変えることで、さまざまな米の風味を楽しむことができますが、特に常温から40度くらいのぬる燗で飲むことをおすすめします。この温度帯では、米の風味が最も引き立ちます。また、アルコールの吸収速度が穏やかなので、じっくりと味わうことができます。