様々なお酒のメニューが充実している銀座のバー|BARWHITEOAK
古酒リキュール「チンザノ・ロゼ(80~90年代流通)」を飲むなら銀座のオーセンティックバー|BARWHITEOAK
銀座の喧騒を忘れ、心地よい静寂に浸る大人の隠れ家「BAR WHITE OAK」。当店は、オーセンティックな風格を纏いながらも、初めての方でも肩肘張らずに過ごせる温かみを持った特別な空間です。
最大の魅力は、圧倒的なバリエーションを誇るお酒のラインナップ。世界中から厳選した希少なシングルモルトや入手困難なジャパニーズウイスキーをはじめ、独自のボタニカルが香る国内外のクラフトジンまで、お酒好きの心を掴むメニューを豊富に取り揃えております。それぞれのボトルが持つストーリーや個性を熟知したプロのバーテンダーが、あなたのためだけの一杯をご提案。定番のクラシックカクテルはもちろん、季節の素材を活かしたフレッシュフルーツカクテルや、奥深い魅力を堪能できるテイスティングプランまで、その日の気分や好みに寄り添う最適な一期一会をお届けします。
お一人でじっくりとグラスを傾ける至福のひとときにも、大切な方との特別な語らいの場にも、あらゆるシーンに上質な彩りを添えます。こだわり抜かれた銘酒の数々と、細部まで行き届いた心地よいおもてなし。扉を開けた瞬間に始まる、五感を満たす贅沢な時間をぜひご堪能ください。銀座の夜をさらに深く、特別にする至高の一杯をご用意して、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
落ち着きのあるおしゃれな銀座のバーですので、お一人さまはもちろん、デート、接待、二次会など様々なシーンでご利用いただけます。
カウンター7席。2名様用テーブル席と半個室もございます。
BAR WHITE OAK のこだわり
古酒リキュール「チンザノ・ロゼ(80~90年代流通)」を飲むなら銀座のオーセンティックバー|BARWHITEOAK
バーホワイトオークおすすめのリキュール
チンザノ・ロゼ オールドボトル ― 1757年創業、イタリア王室御用達ヴェルモットの隠れた名品
BAR WHITE OAKの店主が個人的に強く惹かれるボトルがあります。今回ご紹介するチンザノ・ロゼ(Cinzano Rosé)のオールドボトルです。ラベルには「Francesco Cinzano & Cia S.p.A. – Torino」「Casa Fondata nel 1757」という文字が刻まれ、赤・白・紺の重厚なトリコロールデザインと紋章が誇らしげに配置されています。今回は、このボトルが持つ歴史的背景と、チンザノというブランドそのものの物語を深掘りしていきます。
チンザノとは何か
チンザノは1757年、イタリア・トリノでジョバンニ・ジャコモ・チンザノとカルロ・ステファノ・チンザノの兄弟によって創業されたイタリア最古級のヴェルモットブランドです。トリノの蒸留・菓子職人ギルド「Università dei Maestri Acquavitai e Confettieri」への正式加盟が公式な創業年とされていますが、実際には一族の酒造りの歴史はさらに古く、1707年にはすでに先祖のジョバンニ・バッティスタ・チンザノがサヴォイア公爵から蒸留免許を得ていた記録が残っています。
トリノは18世紀後半に世界のヴェルモットの首都としての地位を確立しますが、それをリードしたのが他ならぬチンザノでした。1776年にはサヴォイア王室へのデリケーターとして認定され、1786年には最優秀ヴェルモット生産者としてさらなる王室の承認を受けた、王室御用達ブランドとしての格式を持つ蔵元です。
Francesco Cinzano の名を冠する理由
このボトルのラベルに書かれた「Francesco Cinzano & Cia S.p.A.」という社名は、チンザノの歴史における重要な転換点を物語っています。1815年から1816年頃、創業家の孫にあたるフランチェスコ・チンザノが、トリノで最も華やかな通りだったヴィア・ドーラ・グロッサ(現ヴィア・ガリバルディ)に店を開いたことで、ブランドはより本格的な事業として飛躍します。その息子であるフランチェスコ2世は1859年に事業を継承し、フランスやラテンアメリカへの海外進出を成功させました。
さらにその息子であるエンリコ・チンザノの代に、社名は「Francesco Cinzano & Compagnia」として整えられ、ヴェルモットとスパークリングワインに特化した近代企業体制が確立されます。つまり、このボトルに刻まれた社名は、単なる創業家の名前ではなく、19世紀にブランドを国際企業へと押し上げた中興の祖フランチェスコ・チンザノへのオマージュなのです。
製造拠点「サンタ・ヴィットリア・ダルバ」の物語
ラベル裏面には「Prodotto secondo l'antica tradizione Cinzano nello Stabilimento di Santa Vittoria d'Alba, Italia(イタリア・サンタ・ヴィットリア・ダルバの工場にて、チンザノの古い伝統に従い製造)」との記載があります。
このサンタ・ヴィットリア・ダルバ(ピエモンテ州クネオ県)は、フランチェスコが王室所有の土地を借り受けたことに始まり、息子のエンリコが1893年に施設全体を正式に買い取ったことで、チンザノの心臓部ともいえる拠点として確立されました。石灰岩の丘をくり抜いて造られた広大な地下貯蔵庫のネットワークは、イタリア国内でも有数の規模を誇り、100年以上にわたりチンザノの歴史的アーカイブが眠る場所となっています。
このボトルはいつ頃のものか
社名表記「Francesco Cinzano & Cia S.p.A.」から、このボトルの製造時期をある程度絞り込むことができます。
チンザノは1984年から株式の段階的売却が始まり、英International Distillers & Vintners(IDV)が25%を取得。その後、1992年1月にグランド・メトロポリタンが創業家から残り50%を取得し、創業家の手を離れました。さらに1997年、グランド・メトロポリタンとギネスの合併によってディアジオが誕生し、1999年9月にヴェルモットブランドのみをグルッポ・カンパリへ売却しています。なお、このときサンタ・ヴィットリア・ダルバの製造施設はブランドの売却対象には含まれず、ディアジオが引き続き保有しました。
このボトルの社名表記が同族会社時代の名称のままであることから、1984年以前から、遅くともカンパリ買収前(1999年)に製造されたヴィンテージボトルである可能性が高いと考えられます。ラベルに施された紋章と豪華なスクロールワークのデザインは、1970年から80年代のイタリア、アペリティーヴォ黄金期を象徴するクラシックなスタイルとしても知られています。
チンザノ・ロゼというヴェルモットの個性
チンザノには現在、ロッソ・ビアンコ・エキストラドライ・ロゼという4種類のヴェルモットラインナップがありますが、ロゼは4種の中で最も新しく開発された、いわば末っ子にあたるアイテムです。ロゼワインをベースとした美しいピンク色とオレンジのハイライトが特徴です。
一般的なチンザノ・ロゼのテイスティング傾向としては、以下のような要素が確認されています。
ピノ・ノワールをベースにしたロゼワインの風味
ウッドベリー、ブルーベリー、カシスなど赤い果実のニュアンス
バニラ、クローブ、シナモンなどのスパイス感
アルコール度数はおよそ14.4から15%程度(このオールドボトルは16度表記)
ヴェルモット全般に共通する定義の核心は、ニガヨモギの使用にあります。チンザノのレシピは35種類以上のハーブ・スパイスを使用し、レシピは代々一族の間で秘伝として受け継がれてきました。ベースはトレッビアーノ主体の白ワインが基本ですが、ロゼについてはロゼワインをベースとすることで、他の3種とは全く異なる華やかでフルーティな個性を生み出しています。
ヴェルモットの色は「ワイン」ではなく「製法」で決まる
意外と知られていない事実として、チンザノの色は使用するワインの種類に依存するのではなく、加糖・調味のプロセスによって決まるとされています。つまり、ロッソの深いアンバー色はカラメルの添加によるもので、ロゼの美しいピンク色もまた、ベースとなるロゼワインの色合いを活かしつつ調味プロセスで丁寧に仕上げられているのです。この点は、BARでヴェルモットを提案する際にゲストへ話すと喜ばれる豆知識かもしれません。
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所有権の変遷 ― 同族経営から国際資本へ、そして再びイタリア資本へ
チンザノはヴェルモットの品質だけでなく、広告史においても革新的な役割を果たしてきました。1884年のトリノ万博では、当時としては斬新だった試飲会というプロモーション手法を導入し、手書きのタグに代わる印刷ラベルも同時期に導入されました。1913年にはパリのシャンゼリゼ通りで、チンザノは世界初のネオン広告を掲げたブランドとして知られています。この歴史的なネオンサインは、ブールヴァール・オスマン上の建物屋上に設置され、オペラ座広場からも見えたと当時の記録に残っています。1925年には現在も継承される赤と青のダイアゴナルロゴが初めて採用され、今日に至るまでチンザノのアイデンティティとして受け継がれています。
チンザノは1757年から1984年頃まで、チンザノ一族とその後継のマロネ家による同族経営が続きました。1984年から段階的なIDVへの株式売却が始まり、1992年1月に創業家持分が全てグランド・メトロポリタン(IDV)へ移ります。1997年にグランド・メトロポリタンとギネスが合併してディアジオが誕生し、1999年9月にカンパリがヴェルモットブランドを取得。2025年6月、グルッポ・カッフォ1915がカンパリから1億ユーロでブランドを買収し、チンザノは再びイタリア民間資本の手に渡りました。
このボトルは、まさに同族経営時代の最後の輝きを伝える貴重な一本といえるでしょう。2025年にはカンパリからイタリアの蒸留酒メーカー、グルッポ・カッフォ1915へとブランドが譲渡され、チンザノは268年の歴史における新たな章を歩み始めています。
裏ラベルから読み解く新情報
今回追加で確認できた裏ラベルの写真には、これまでの表ラベルだけでは分からなかった貴重な情報が刻まれています。一つずつ確認していきましょう。
日本の酒税法上の分類「甘味果実酒」
裏ラベル下部の日本語表示には、はっきりと「品名:甘味果実酒(ヴェルモット)」と記載されています。これは日本の酒税法における公式な分類名で、ヴェルモットのように植物成分を浸出させた酒類は、アルコール度数や糖の種類にかかわらず一律甘味果実酒に区分されると定められています。現在の酒税法上でも、果実酒にニガヨモギなどの植物を浸してエキスを浸出させた酒類はすべて甘味果実酒として扱われ、リキュールなどと同じ混成酒類というカテゴリーに含まれています。
アルコール度数16度の記載
裏ラベルには「アルコール分16度」という表記が見えます。現行のチンザノ・ロゼは14.4から15%程度で流通していることが多いため、このボトルのアルコール度数がやや高めであることは、当時のレシピや規格が現在と異なっていた可能性を示す興味深い手がかりです。当時のヴェルモットは度数がブランドやヴィンテージによってばらつきがあり、この一本もその時代性を物語っています。
輸入元「株式会社オセ」の所在地
裏ラベルの日本語表示には「輸入者及び引取先 横浜市中区南仲通4-49」との記載があります。この住所は横浜港エリアの通関・貿易業者が集積する一帯で、当時、洋酒の輸入は横浜港経由でこうした専門商社を通じて行われるのが一般的でした。このボトルも横浜港から日本国内に正規輸入されたものであることが裏付けられます。
公式カクテルレシピが3種類記載されている点
このボトルの最大の見どころは、裏ラベルにチンザノ本社公認と見られるオリジナルカクテルレシピが3種類印刷されていることです。これは当時のチンザノが単なる商品ラベルではなく、パッケージそのものを飲み方提案のメディアとして活用していたことを示す好例です。
Cool and Fool
チンザノ・ロゼ1/2、グレープフルーツジュース1/4、ライトラム1/4を氷とともにタンブラーで混ぜ、チンザノ・ドライ・スパークリングワインで満たす。ライムピールを添える。軽快な夏向けロングドリンク。
Rosé Glow
チンザノ・ロゼ2/6、チンザノ・エキストラドライ1/6、ドライジン1/6、コアントロー1/6、アプリコットジュース1/6をシェイクし、氷を入れたタンブラーに注ぐ。チェリーを添える。フルーティで華やかな味わい。
Inès
チンザノ・ロゼ3/10、チンザノ・エキストラドライ3/10、ドライジン3/10、アマレット1/10をシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。オリーブを添える。女性の名を冠したエレガントな一杯。
Rosé GlowとInèsは海外の複数資料でも同一のレシピが確認できる公式カクテルであり、当時世界共通でチンザノ本社が展開していた統一プロモーション施策の一環だったことがうかがえます。特にInèsはエキストラドライとロゼをブレンドし、アマレットの甘さとドライジンの骨格を組み合わせた、当時としてはかなり凝ったレシピ設計になっており、チンザノがヴェルモットを食前酒だけでなくカクテルベースとして積極的に売り込んでいた戦略がよく分かります。
BARでの愉しみ方
チンザノ・ロゼは基本的にデザートアルコールとしての性格が強く、オンザロックでそのまま、あるいはソーダで割ってすっきりと楽しむのがおすすめです。フルーティな果実味とバニラ・スパイスの香りは、チョコレートやベリー系のデザートとの相性が良く、食後酒としての提案にも向いています。
一方で、このオールドボトルのような数十年を経たヴィンテージヴェルモットは、通常のヴェルモット同様に酸化熟成が進んでいる可能性が高く、開栓後のフレッシュな香味というよりは、ドライフルーツや蜂蜜、ナッツのような複雑な酸化香を伴う時間の味を楽しむものとして捉えるのが適切です。同時代のチンザノ・ロッソのヴィンテージボトルに関する評価でも、半世紀の熟成によって角が取れ、カカオやリコリス、バルサミコのニュアンスが加わると評されており、ロゼも同様の熟成変化を経ていると考えられます。
裏ラベルの情報を総合すると、このボトルは横浜港経由で正規輸入され、日本の酒税法上甘味果実酒として販売された、当時のチンザノ本社公式カクテルレシピ付きのプロモーション仕様ボトルであったことが分かります。華やかなロゼの装いの奥に、1757年から続くトリノの蒸留家兄弟の物語と、19世紀の中興の祖フランチェスコ・チンザノの名を宿す、まさに液体の歴史書のようなボトルです。単なる紹介にとどまらず、実際にラベルに記されたRosé GlowやInèsを店頭で再現してご提供するのも、ヴィンテージボトルの魅力を伝える一つの方法かもしれません。
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日曜日 16:00〜23:00(L.O.23:00)
毎週月曜定休
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古酒リキュール「チンザノ・ロゼ(80~90年代流通)」を飲むなら銀座のオーセンティックバー|BARWHITEOAK
BARWHITEOAK
| 住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座8-7-7 中央林ビル302 Google MAPで確認する |
|---|---|
| 電話番号 |
03-3572-6088 |
| 営業時間 | 火~土 18:00〜3:00[L.O.2:00] 日曜日 16:00〜24:00[L.O.23:00] |
| 定休日 | 毎週月曜定休 |
| 最寄り | 銀座駅より徒歩6分 新橋駅より徒歩3分 |
HP |
日曜日も営業している銀座のバー BARWHITEOAK。ホワイトオークとは「ナラの木」のことを指し、ウイスキーやワインの熟成に欠かせない木材として知られています。このナラの木のようにお客様にとって、心癒される場所でありたいという気持ちを店名に込めています。
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